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掲載日:2024年1月15日
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今回は、地域の安全・安心のための防犯活動を長い間続けている川口市の北町町会の皆さんを紹介させていただきます。この町会では、防犯パトロールと児童の見守り活動などを熱心に行っており、令和4年度にはその功績が認められて、知事からの感謝状が贈呈されています。
この町会は、川口市西川口1丁目・3丁目・5丁目の一部と4丁目からなる地区で、西川口駅の西口駅前から線路沿いに南寄りの方面です。駅付近には商店等が多いほか、一般の住宅が多い地域です。
私たち取材班は今回、防犯パトロールに同行させていただきました。北町町会の皆さんは、この日、まず18時30分から川口市の西川口駅周辺環境浄化対策委員会が主催する「西川口駅周辺クリーンタウン作戦」において、駅西口方面での啓発品配布と駅周辺パトロールに参加しました。
その後、クリーンタウン作戦が終わって、20時頃からは町会独自の活動として、北町町会のエリア内をパトロールしました。冬の厳しい寒さが身にこたえる夜でしたが、町会の方々8名は拍子木を打ちながら、道行く方々に「こんばんは!」と声をかけ、和気あいあいと歩を進めていました。犯罪の起こりやすそうな暗くて細い道などまちの隅々や、防犯カメラの設置状況などを確認しつつ、巡回されていました。
昭和29年4月の町会設立当初から、地域の安全・安心を自分たちで守っていきたいという思いで活動を続けています。児童の見守りについては、平成29年4月ころに、仲町小学校から民生委員への依頼があったことがきっかけです。
防犯パトロールについては、町会役員15名を中心に各班長・班員約40名で活動しています。
また、仲町小学校児童の見守りについては、各町会の役員、会員や民生委員の方など9人(北町町会からは3人)で活動しています。
防犯パトロールについては、年に2回。8月中旬と12月中旬に、それぞれ一週間、20時から21時に実施しています。北町町会の地区内を2班に分けて巡回します。災害時や荒天時などの前後に臨時で巡回することもあります。
また、児童見守りについては、仲町小学校、仲町中学校の全ての登校日、朝7時35分から8時20分まで行っています。
防犯パトロール中は、不法投棄ごみの確認・対応や街路灯の球切れなどの確認や新設の検討なども行いながら歩いています。歩きながら班長からの要望・意見交換などを行うこともあります。
また、児童の見守りについては、児童だけに挨拶などを行うのではなく、地域の方々への声掛けも行い、地域ぐるみの防犯を目指しています。
防犯パトロールについては、夜間に徒歩で巡回することにより、夜ならではの危険など、普段見落としていたことへの気づきがあることです。また、情報交換の場としても貴重です。例えば、一人暮らしの高齢者宅の把握や施設入居等の情報を交換して、見守りに役立てることができます。そして、パトロール活動をしていること自体を見せること、アピールすることによって、犯罪への抑止力になると考えています。
また、児童の見守りでは、なんと言っても子供の成長をこの目で見て、実感できるところにやりがいを感じます。また、活動しながら地域の方々と有益な情報交換ができることもいいですね。
地域の皆さんには無理のない範囲でご協力いただき、交流を楽しむ場としても活用してもらうことが、長続きのために大切なことだと思います。
地区内では、現在、市助成の防犯カメラが5台、町会独自で設置したカメラが4台稼働しています。ごみの不法投棄防止などに多少なりとも効果がみられます。ただ、老朽化により、故障しがちなカメラの修繕が必要なことが課題ですね。
近年、地元中学生もパトロールに参加してくれるようになりました。こうした若い世代が地域愛をはぐくむことにより、町も活性化していくと思います。
本日はご協力いただきまして、ありがとうございました。
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