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掲載日:2023年3月20日
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今回は、防犯パトロール活動をされている蕨市の中央二丁目土橋町会の皆さんを紹介します。
この地域は、蕨駅西口から徒歩十数分程のところに位置しています。子育て世代も多い静かな住宅地で、この地区内には紫陽花など四季折々の花が楽しめ、冬にはライトアップされ多くの人が集う「ねむのき公園」、多くの市民が子供の頃に利用する「市民プール」や「金山公園」があります。また、幼稚園や保育園もあり、市内の多くの子育て世代が集まる地域であることが分かります。町会が主催するハロウィンのイベントには、町会内外から多くの親子や子供たちなど約600名も参加されたとのことでした。
今回参加させていただいたパトロール活動は、町会のイベントでもよく利用されている「ねむのき公園」に集合し、開始の挨拶等を行ってから約40分ほどパトロールを行いました。参加者は、会長さんと女性17名で子育て世代を含む幅広い年代の方々でした。この町会は、イベントなどの活動が大変活発で各世代の垣根を超えて顔を合わせ協力する機会が多く、パトロールにも声を掛けると気軽に参加してもらえる関係ができているとのことでした。多くの団体が悩まれている活動の後継者不足を解消するヒントとなるように感じました。パトロール中は、緑色のベストを着て赤い警棒を持ち、とてもゆっくりと歩いて和気あいあいと活動をされていました。犯罪抑止のためには「見せるパトロール」が効果的とされています。大人数でゆっくりと歩かれていましたのでベストが遠くからも大変目立ち、犯罪抑止にも繋がっているのではないかと感じました。参加者の皆さんは、パトロール活動終了後も、会長さんから町会内の防災対策などのお話に耳を傾けられ、日頃から地域の安全に関する情報を皆さんで共有をされて、地域の安全に取り組まれていることが感じられました。
平成15年、当時蕨市内で多発する街頭犯罪への対策として、蕨市からの呼びかけにより自主防犯組織を結成し活動を始めました。
町会会員の有志の皆さん、約15名程度で参加できる方が交替で活動しています。年齢は各年代バランス良くいます。
毎週木曜日に、女性の部が午後3時頃から、男性の部が午後6時頃から、各約1時間、町会内をパトロールしています。
防犯パトロールを通じて、地域の方との挨拶や声かけなどを互いに行うことで交流が生まれ、地域に密着した活動ができるようになりました。また、参加されている方はご近所の方が多く情報交換の場にもなっており、高齢の方は参加する張り合いにもなっています。
パトロールだけではなく、ゴミ拾い、防犯灯の確認、消火器などの確認もおこなっています。また、高齢者や児童への声かけにも心掛けて、きめ細かくパトロールを実施しています。
定期的にパトロールを継続するに当たっては、町会内の絆が重要であると考えています。町会の各種行事を通じての絆づくりが土台となっています。若い方に個々に声をかけて参加者を増やすことはなかなか難しいですが、町会の行事等で絆ができると、様々な年代の方が友達を誘ってきて参加してくれます。
防犯パトロールは、町会内のパトロールをしながら町会の様子やお住まいの方々と触れ合う大切な機会となっています。今後もパトロール活動を通じて、安全・安心できれいな街づくり進めていきたいと考えています。
ご協力頂きましてありがとうございました。
今回は、防犯パトロール活動をされている戸田市の新曽下町会の皆さんを紹介します。
この地域は、戸田公園駅西口から徒歩約15分程のところに位置しており、東側には埼京線、南側には戸田漕艇場、西側には笹目川があります。幹線道路から住宅街に入ると大変閑静な地域が広がっていますが、町会の地域を挟んだ北側と南側には多くの物流倉庫があることや幹線道路沿いには店舗などもあるためか、大型の輸送トラックなどの自動車の交通量が多く感じられました。
今回参加させていただいたパトロール活動は地区の西側と東側の2コースに分かれて行いました。鮮やかな蛍光色ジャンパーを身にまとい町会会館を出発し、周囲にパトロール中である事を拍子木でお知らせしながら歩いて活動されていました。パトロール中であることを音で知らせることは、何度も下見をすると言われている空き巣などの犯罪抑止や地域の方の安心感にもつながり大変効果的な取組だと感じました。
戸田市みんなでつくる犯罪のないまち条例がきっかけで安全で安心して暮らせる町会にすることを目的として、平成16年4月1日から活動を始めました。
町会の役員や会員の有志が約20名で防犯パトロール隊として活動しています。
防犯パトロール隊を東側4チーム、西側2チームに分けて、町会の東側を毎週火曜日、町会の西側を毎週月曜日に活動しています。時間帯は、午後2時~約1時間、午後8時~1時間としています。
パトロール活動自体が、健康増進にも役立っているので活動継続にもつながっています。
同じ地域に住んでいるので、パトロール中は知っている人でも知らない人でも声をかけて挨拶するように心掛けています。
パトロールは、負担にならないようその日参加できる人が参加するようにしています。また、町会の総会開催時に長年パトロールに参加された方には町会長名で感謝状を贈呈しており、それが励みとなっています。年1回の慰労会の開催も防犯パトロール隊の楽しみのひとつです。
パトロールに参加してくれる方が高齢化により年々少なくなってきているので、今後の活動メンバーの確保が課題となっています。防犯には休みがありませんので、無理なく活動を続け、体も地域も健康に過ごせる活動にしていきたいと思います。
ご協力頂きましてありがとうございました。
今回は、防犯パトロール活動をされている川口市の前川本町町会の皆さんを紹介します。
この町会は、令和元年10月11日に令和元年安全安心なまちづくり関係功労者内閣総理大臣表彰を受賞されました。この表彰は、安全安心なまちづくりに関する優れた取組を広く普及することを目的として、犯罪に強い社会の実現のため、安全安心なまちづくりの推進に関し、特に顕著な功績又は功労があった個人又は団体を対象としています。令和元年度は、全国で約4万7,000団体の自主防犯活動団体がある中、長年に渡る防犯活動が評価され、防犯活動部門(8団体受賞)で、前川本町町会が受賞されました。
この町会は、「自分たちの地域は自分たちで守る」という意識の元、夜間の自主防犯パトロールや通学時の子どもの見守り活動、更に夏季や冬季に目標を定めたパトロールを行い、少年非行防止活動や歳末警戒パトロール等幅広い活動を行っておられます。
今回取材させていただいた子どもの見守り活動は、毎朝・夕方の前川小学校児童の登下校時間に自主的に活動されています。特に夕方の下校時は、約20名の方が参加され、1年生の子ども達のグループの前後について安全確認をしながら、子ども達全員の帰宅を見送るまで付き添って行かれるとのことです。
校門から出てくる子ども達とハイタッチしたり、お話をしたりして皆さん楽しそうに出発されました。
横断歩道では、子ども達を車から守るよう大きく手を広げで安全を確保しておられました。
道路では列が広がらないように注意したり、信号機を待っている時は、子ども達が道路に出ないように皆さんで守っていました。
毎日、朝夕の登下校と大変ですが、毎年、小学校が主催する「感謝の会」では子ども達から手作りの感謝状をいただけることや、給食会に招待していただけるのが、とても嬉しく励みになっているとのことでした。また、何よりも子ども達と仲良くなれて、元気をもらっているとのことでした。
ご協力頂きましてありがとうございました。
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