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掲載日:2022年3月4日
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今回は、防犯パトロール活動をされている蕨市の中央3丁目旭町会の皆さんを紹介します。
この地域は、蕨駅西口から徒歩約5分程のところに位置しています。駅前から続く大通りには賑やかな商店街があり、大通りから少し中に入るとマンションや戸建てが入り交ざった静かな住宅街です。町会は、比較的狭い区域で約440世帯から構成されています。駅から近いこともあり新しい住民と古くからの住民が混在しているとのことです。
今回参加させていただいたパトロール活動は、町会会館を出て二手に分かれて行いました。この区域内には学校がなく商業施設が多いことから、人通りは比較的多いのですが、パトロール中に子どもを見かけることは少ないとのことでした。町会の皆さんは、黄色いジャンバーを着て赤い警棒を持ち、5、6人ずつに分かれ、とてもゆっくりと歩いて和気あいあいとパトロール活動をされていました。犯罪抑止のためには「見せるパトロール」が効果的とされています。ジャンパーが遠くからも大変目立っていて、ゆっくりと歩かれるので、高齢の方でも無理なく行えるとても良いやり方だと感じました。通りを歩いている間には、住民から声をかけられたり、挨拶をされたりと地域の方とのつながりを感じられることができました。
町会内の犯罪防止のため、町会の役員の有志で平成16年1月13日から活動を始めました。
町会役員の有志で約25名のうち十数名が交替で活動しています。年齢は70歳以上のシニア層がほとんどです。
月に2回、第1、第3水曜日に、午後3時30分頃から4時頃まで町会内の周囲を二つのルートでパトロールしています。
また、年末には3日間、夜間のパトロールを行っています。
防犯パトロールを通じて、地域の方や隣接する他の町会の防犯パトロール隊との挨拶や声かけなどを互いに行うことで、張り合いにもなっています。また、参加されている方はご近所の方が多く情報交換の場にもなっています。
この地域は最近は犯罪もほとんどなく、パトロールの成果が感じられてやりがいにもなっています。
パトロールだけではなく、街路樹の状況を確認したり、防犯灯の確認もおこなっています。また、住民や児童への声かけも心掛けています。
日中は若い世代は仕事があってなかなか活動に参加できないので、今は自分たちがなんとか頑張っていかなければと考えています。
また、駅が近いこともあって賃貸マンションが多く住民の出入りが激しいので町会活動自体に参加しない人が多くなっています。活動メンバーが高齢になっていることから、今後の活動メンバーの確保が課題となっています。
本日は、ご協力頂きましてありがとうございました。
今回は、防犯パトロールと児童の見守り活動をされている川口市の江戸袋町会の皆さんを紹介します。この町会では、青色回転灯付きの防犯パトロール(青パト)専用の車2台を使って地域のパトロールをされています。
この町会は、川口市江戸、江戸袋地区から構成され、首都高速川口線新郷インターの西側に位置し、北側は毛長川を境に東京都にも接しています。区域の南側は工場や倉庫などが立ち並ぶ工業団地となっており、中心部や北側は戸建ての住宅地で、マンションや商業施設もほとんどなく静かなところでした。町会の活動拠点となる町会会館の隣には江戸袋氷川神社があり、この神社に奉納される江戸袋獅子舞は市無形民俗文化財にも登録され、江戸時代から代々受け継いで地域で守り続けておられるとのことです。町会では、この神社のお祭りなど様々な催しを通じて、昔ながらの密な結びつきが残っているとのことでした。
今回参加させていただいた防犯パトロールでは、広い町会内を青パト車で1時間かけてパトロールを行いました。地域のことを隅々までよく把握されていて、周囲に注意を払い、不審者などいないか確認しながらゆっくりパトロールをされていました。人通りがほとんどないので、子供たちや地域の方も青パトが通ると安心されるのではないかと思いました。
その後、新郷南小学校の児童が下校する校門の前で、子供たちに大きな声で挨拶しながら見守り活動を行いました。校長先生からは、「青パトでのパトロールや見守り活動をやってくださるようになってから、保護者の方から『安心できる。ありがたい。』との声が多くあり、学校への不審者情報も以前より確実に減っています。毎日やってくださるこの活動に大変感謝しています。」とのお話がありました。
青パトの活動に初めて同行させていただきましたが、青パトの活動が地域の安全に大変役立っており、地域の方からとても感謝されていることが分かりました。また、地域の結びつきが、地域の安全も協力して自分たちで守ろうという気持ちにつながっているのではないかと感じました。
以前、市内の他の地区で子供の誘拐未遂があったこともあり、平成28年に現在の町会長が会長に就任したことを機に、子供たちや地域の安全は自分たちで守っていかなかればという思いで防犯活動に力を入れるようになりました。
まず、平成28年4月から児童の見守り活動を開始し、平成29年5月に古い車を青パト車に改造し活動を開始しました。
活動メンバーは町会役員と会員の有志で約15名が参加しています。年齢は70歳以上のシニア層がほとんどです。
日中は、毎日、交替で2名が約2時間、小学生の下校時間に合わせて見守りと青パトを行っています。
まず、低学年の下校時刻に校門で見守りを行った後、青パト車で通学路を中心にパトロールし、再度、校門で高学年の見守り活動を行っています。
また、夜間は火曜日、木曜日、土曜日の21時から22時まで、日曜日の19時から20時まで青パト車でパトロールを行っています。
見守り活動では、大きな声で児童に挨拶し声をかけるよう心掛けています。また、青パトの際は、街灯の状況や公園周辺の車の状況を確認したり不審者がいないか注意するようにしています。青パトにはマイクと拡声器がついているので、必要がある時はマイクで注意等を呼びかけています。
町会の会員が防犯活動の趣旨や成果を理解してくれるようになったことや、学校や保護者の方、地域の方から安心できるようになったとの声がとても励みになっています。
また、毎日2時間地域を見回るため、地域のことについて情報の共有ができるようになりましたし、児童の見守り活動をするようになってから、子供たちとの挨拶や会話ができるようになり、張り合いになっています。
メンバー各々が仕事や用事等を抱えているため、無理をしないようにお互い融通して活動しています。
不審者情報があった時は、自分たちだけで無理することなく、警察と連携を図って対応するようにしています。
継続することが大事なので、活動する人数を増やして、活動のローテーションの間隔が長くなるようメンバーの負担を減らしていきたいと考えています。
この青パトの活動の趣旨や成果を少しでも多くの人に理解していただき、地域の安全のために活動をする人が増えて、近隣の他の地域にも青パトの活動が広まっていったら嬉しいです。
本日は、ご協力頂きましてありがとうございました。
今回は、防犯パトロール活動をされている戸田市の下前町会の皆さんを紹介します。
この地域は、戸田公園駅西口から徒歩約10分程の国道17号を超えたところに位置しています。中心には約1000世帯の大規模マンションがあり、比較的交通量がある県道に面した区域でした。県道では時折大型車も見られましたが、県道から少し中に入ると車の往来もほとんどなく、マンションやアパートが多く見られる静かな住宅街でした。
今回参加させていただいたパトロール活動は、町会会館を出て区域の外周を県道沿いに歩き、区域の中心にある大規模マンション前から二手に分かれ、下前公園で合流して会館に戻るコースでした。戸田市は比較的若い世代が多く居住しているためか、買い物帰りの若い主婦の方や公園には小さなお子さんとお母さんが遊んでいる風景がところどころに見られました。町会の皆さんは、緑色の蛍光色の大変目立つジャンバーを着て、和気あいあいとした雰囲気で地域の方に声をかけながらパトロール活動をされていました。合流した下前公園では、自分たちで植えられた花壇のお花の状況を確認したり、犬の散歩中の近所の方とのんびり会話をされたり、公園で楽しそうに遊んでいる子供たちも見守りつつ、地域の方とのふれあいを大切にしながらパトロールをされているのが印象的でした。地域の方とのふれあいを普段からされていると、不審者情報など地域の状況を把握したり、地域の方や子供たちも何かあった時には声もかけやすくなります。また、犯罪抑止のためには「ご近所付き合い」が効果的とされています。近所の方から挨拶をされたり話しかけられたりすることは泥棒が犯罪をあきらめるきっかけにもなりますので、活動中に知らない方でも積極的に声をかけたり、会話したりすることはとても良いことだと思います。
これまで特に不審者情報もなく、犯罪の話もないとのことでしたので、長年定期的に活動されてきた町会の皆さんのパトロールの効果が出ているのではないかと感じました。
平成14年頃、児童の下校時の見守りを行うためのパトロール活動として、町会役員の皆さんで始めました。
町会の防犯パトロール隊、町会役員、町会会員で構成され、男性28名、女性23名の計51名が活動しています。
毎週火曜日の20時から21時まで夜間の防犯パトロールを行い、隔週金曜日の15時30分から16時30分まで学童の通学路等の見守りも兼ねたパトロール活動をしています。
参加者を予めA.B.C.Dの4つのグループに分けて、各グループにリーダーとサブリーダーを決めて活動しています。また、防犯パトロール予定表を半年毎に作成して、参加者が予定の調整をしやすいようにしています。
活動中は、不審者がいないか注意を払いながら、地域の方に挨拶や声かけをするように心掛けています。
街路燈や消火器の状況確認や公園内でのトイレやベンチなどの状況確認も行っています。
また、無灯火自転車には危ないので注意をするようにしています。
パトロール活動中に参加者や地域の方と情報交換したり会話することがとても楽しいので、活動に参加する励みになっています。
定期的に歩くことでつまずき防止の効果や、月に数回でも予定が入っていることを常に意識していることで認知症予防になるなど、健康面でも役立っています。
地域の安心、安全のために継続することが大切ですので、活動人数が少しでも多くなるよう、町会の活動の際などに声を掛けて参加者を増やすようにしています。
毎年12月には忘年会を開催して、活動の参加者同士の交流を図ることも楽しみのひとつで励みにもなっています。
会員の皆さんが、仕事や用事などで欠席してもお互いに分かり合うことで、無理をせずに継続することを目標にしていきたいと思います。
住みよい町会にしていきたいと考えていますので、定期的にパトロールを行うことで少しでも犯罪の抑止の役に立てればと思っています。
本日は、ご協力頂きましてありがとうございました。
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