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掲載日:2024年3月12日
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県産木材の利用とわたしたちの生活環境の問題との関係などについて解説します。
木材は、森林から伐り出しても、また植林して適切に管理することによって再生産可能な優れた資源です。
また、木材は、再利用やリサイクルがしやすく、循環型社会の構築にふさわしい材料です。
木は、大気中の二酸化炭素を取り込んで成長し、木材として利用できるようになります。
その木材を建築物として利用すれば、二酸化炭素(炭素)を長期間にわたり木材の中に貯蔵し、環境に放出させないことになります。まちづくりに木造施設や木質系資材を取り入れることは、まちの中に二酸化炭素を固定することになり、森林と同じ機能を果たすことができます。
また、鉄やアルミニウムと比べて、木材は製造加工時のエネルギー消費が格段に少ないので、木材の利用は二酸化炭素の排出量を抑制することとなり、地球温暖化の防止に貢献することができます。
木の家は第2の森林
私たちの多くが木の住まいで暮らしたいと思っています。
総理府が平成11年度に実施した「森林と生活に関する世論調査」では、木造住宅で暮らしたいと答えた方が88.5%にものぼりました。
木の住まいが好まれるのは、木材がもつ
などの特性によって、人の健康や心に良い影響を与えるためと考えられます。
【写真】木製受水槽で安全でおいしい水を供給(埼玉県立武道館)
県産木材の利用は、地産地消の効果により山村地域の林業・木材産業を活性化させるとともに、森林所有者の森林経営意欲を高めて、伐採・植林・保育など適切な森林整備を促し、災害の防止や水資源の確保など森林のもつ公益的機能を高めることにつながります。
伐採作業
植林作業
保育作業(枝打ち)
適切に整備された森林
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