活躍する埼玉青年農業者（石井侑香さん（上里町））

夫婦、二人三脚で有機野菜を届けたい。

有機農産物をより多くのお客様に届けたい想いで栽培しています。

石井さんは高校を卒業後、静岡県で自然農法を学びました。その後、上里町で結婚を機に就農しました。

有機野菜では虫食いの跡が見られることもありますが、石井さんは見た目の良い商品をお客様に届けることを心がけています。

3児の母でもある石井さん。主な役割は、収穫後の調製、宅配注文の整理です。家族の協力を得ながら農業と家事・育児の両立を頑張っています。

石井さんは上里町で野菜(40品目以上)、大豆、小麦、そばなど多種多様な品目を栽培しています。栽培のこだわりは農薬、化学肥料、動物性堆肥を使用しない農法で、耕作する畑の半分は有機JAS認証を受けています。

また、有機JASのにんじんや穀物を委託加工し、人参ジュース、うどんやそば（乾麺）、きな粉の販売を行っています。特にビタミンたっぷりの人参ジュースは、オレンジ、黄色、紫など色とりどりで、色ごとに個性的な味を持ち好評です。

野菜セットの宅配、有機農産物を扱う卸業者、農産物直売所、イベント出店等で販売を行っています。第3日曜日にウニクス上里で行われるファーマーズマーケットには毎回出店しています。イベントに訪れたお客様が、後日直接自宅に足を運んでくれ、リピーターも増加中とのことです。

夫の慎也さんは農協の有機JAS部会長です。石井さんは、これからも二人三脚で有機農産物や加工品を届け、より多くの方に有機農業や環境保全について興味を持ってもらいたいと語っていました。