節電しながら夏を快適に!
夏は冷房による電気代金が気になります。
節電しながら夏を快適に過ごせるポイントを紹介します。
節電につながるエアコンの使い方
節電につながるエアコンの使い方をパナソニック株式会社の方に教えてもらいました。
1 設定温度を下げすぎない
- 夏場設定温度を1℃上げると約10%省エネにつながります。
- 設定温度ではなく「室温28℃」を目安にしましょう。
(しかし、我慢は禁物です。暑く感じる場合は設定温度を下げましょう)。
- 風を感じ体感温度を下げるようエアコンだけではなく扇風機を一緒に使うと効果的です。
(暑い日に扇風機のみの使用は×です)。
2 こまめにONやOFFをせず、つけっぱなしが◎
- 実は、電気代がかえって増えるのは「つけっぱなし」より「こまめにエアコンをつける・切るの繰り返し」のほうです。
一度下がった室温を維持するためのパワーに比べて、暑い室温を一気に下げるほうがパワーがたくさん必要だからです。
3 風量は「微風」ではなく「自動」で
- 「微風」の場合、室温を設定温度に下げるまで時間がかかるため、パワーをたくさん使い、余計な電気代がかかってしまうこともあります。「自動」設定のほうが節約につながります。
4 窓からの日射はしっかり遮断
- 外からの熱は、窓などの開口部から入りやすいので、カーテンを有効利用しましょう。
厚手のカーテンの他に、薄手のカーテンなど数枚重ねにすることで空気の層ができて冷房効果を高め、節電に繋がります。
5 フィルター掃除をする
- フィルターのほこりで冷房の効率が悪くなり、ムダな消費電力がかかってしまいます。
1年間お掃除していないフィルターでは、約25%も電気代が上がることもあります。
- 2週間に1回を目安にフィルター掃除をしましょう。
※フィルター掃除の場合は、転倒に気を付けて安全に留意して行いましょう。
6 室外機はできるだけ日陰にして、吹き出し口をふさがない
- 室外機に直射日光が当たらないように日よけをつけて日陰を作りましょう。
- コンクリートの照り返しで室外機周辺の温度が高温になると冷房の効きが悪くなります。
- 室外機の周りにゴミや植木など空気の通り道・流れをふさぐものがある場合は移動しましょう。
睡眠には、「温度・湿度」「光」「音」という3つの物理的な影響があり、その中でも「温度・湿度」の影響が最も大きいと言われています。
寝苦しいほどの熱帯夜ではエアコンを使用して快適な寝室環境を心がけましょう。
熱帯夜でのエアコンの使い方
- エアコンは寝室に入る30分前にON。冷たい空気は重たく自然に下がってくるので風の向きは一番上がおすすめ。
冷風が寝ている人に当たってしまうと冷えすぎてしまうので、注意しましょう。
- タイマーは設定せず、「室温28℃」を目安に温度設定をしましょう。
タイマー運転は、切れたところから室温が上昇し、目が覚める回数や時間が増えてしまいますので、つけっぱなしがおすすめです。寝具と合わせて温度を調整しましょう。
- 湿度は60%以下に保つようにしましょう。
その他の快眠テクニック
1 快眠はまずは規則正しい生活から
- 体の中には体内時計があり、睡眠のタイミングを決めるだけでなく、前もってホルモンの分泌や生理的な活動を調節し、睡眠に備えてくれます。
規則正しい生活で、体内時計を整えましょう。
2 習慣的な運動を!
- 負荷が少なく長続きするような有酸素運動(早足の散歩や軽いランニングなど)がお勧めです。
3 入浴の時間がポイント
- 就寝の2~3時間前の入浴が理想です。
- 38度のぬるめのお湯なら25-30分程度、42度の熱めのお湯なら5分程度の入浴が
お勧めです。
4 光で体内時計を整える
- 体内時間を整えるため、朝は起きたらまずカーテンを開けて、自然の光を部屋に取り込むとよいでしょう。
- 反対に夜の光は体内時計を遅らせます。日本の家庭でよく用いられている白っぽい昼白色の蛍光灯は体内時計を遅らせる作用があるので、赤っぽい暖色系の蛍光灯が理想です。
出典:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット