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掲載日:2021年1月28日

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新型感染症専門家会議後の知事発言内容(1月28日)(テキスト版)

 

知事

   皆さんお疲れ様でございます。
 今日は、第20回の埼玉県新型感染症専門家会議を開催させていただきました。もう皆さん、よくご存じの通り、新型コロナウイルス感染症に関連をして緊急事態宣言がなされて、約3週間が経ちました。そういった中で、今日は、基本的には、その他の事項を除くと1つに絞らせていただいて、感染動向についても先生方のご意見、つまり今の状況をどう見るかということや、あるいは数字をですね、どのように評価するか、ここを聞かせていただいたのが一番大きなところというか、ここに集中したというところでございます。
   何点か申し上げていくと、報告の方から申し上げると、報告に対して先生方から、まず多くの方から、ご同意をいただいたのが、埼玉県の飲食店の協力状況の度合いはとても高いということについて、そして、それに伴って、日中の飲食店が、まだ下がってないというのがあるんですけども、それに伴って若い層の感染状況が下がってきているのではないかということであります。他方で、高齢者の方が相対的に増えてきているところ、埼玉県のこれまでの取り組みでクラスターの、1クラスターあたりの人数が減っていることはわかるけれども、元気な高齢者というんでしょうか、高齢者施設に入っている方ではない、元気な高齢者に対する働きかけ等も必要なのではないか。
   また、医療施設におけるクラスターが最近、目立っているので、その職員に対する対応や、あるいは入院患者に対するPCR検査ですね。今の入院する時に大体、PCR検査を受けていただいてますけども、その後にすり抜けて、そこから数日後に発症し、すでにその時にはクラスターになってるというケースが多いので、そういったところを、しっかりと見るべきである。あるいは、エクモやですね、人工呼吸器について、高齢になると、実はエクモ等は80歳以上ですか、に、エクモを使って助かった人、これまでいないという中で、エクモ、本当に付けるべきかどうか。それで、その医療資源を、消費するべきか、こういった議論についても、今日はございました。ただ結論としては、何歳以上だから駄目だとか良いとかではなくて、それを丁寧に、ご本人が分かる場合にはご本人、あるいはご家族にお話をして、結果として最終的にはご本人やご家族のご了承を得ることになるんだろうと。ご納得いただく方法に導くことになるだろうということで、何歳だから駄目だとか何歳だからいいとかって話ではないと、こういった話もございました。
   あと、医療機関における陽性の職員の管理をどうするか、つまり全員の管理がなかなか出来にくい、そういったところで、先生方の知見を基に、ご意見がございます。先生、追加があればお願いします。

金井県医師会長

   それでは、少しだけですが追加をさせていただきたいと思います。まず、今、お話があった通りなんですけれども、まず高齢者施設において、高齢者施設における感染、施設内感染というものが減ってきたというような状況がある。これについてはご案内の通りですけど、県の職員の皆さんが出向いて指導を行っていると、これが効果があるのではないかというような意見が出たところでございます。同様なこととしてですけれども、今度は医療の施設内でございます。医療施設内において、どうしても、今、すり抜けるという知事のお話ありました、すり抜けて感染が起こってしまうというのがあるというのがございます。この感染が起こってしまうということに対して、何かそれを起こさないための方策はあるかということで、多くの委員から意見が出たところでございます。
   アプリを使っている職員に、アプリを渡してということがあるそうです。そういう所もあるということは、あるんですが、なかなか職員に対して徹底をするというのは難しくて、どうしても自己申告になるということがあるので、そういうのはあるんだけれども、いずれにしても、医療施設内での感染は重要なんだからということで、これは何とかして減らさなければいけないという話でございました。それから入院時、それから救急、手術前、これらについては、抗原定性の検査であってもやっているという所が、ほとんどであるということで、どこでもということをやっているんですが、これについても、先ほどお話があった通り、すり抜けるというような状況もあるというようなお話がございました。
   それから、発症についてでございますけど、発症施設については1月4日をピークとして減少しているというのは、これはご案内の通りかと思いますけれども、ここら辺については、40歳代が減少したというような大きな要素があるというようなことは言われているところでございます。それから、また、発生の原因別でございますけれども、どうしても家庭内感染はいまだに多いということで、これについては取り組んでいかなければいけないというような、お話がございました。今日の議論の中にあっては、感染をいかに減らすかという、院内、施設内感染、院内感染というものをいかに減らすか、ないしは無くすかということに、議論が多くあったというふうに思っております。 
   以上です。

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