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掲載日:2021年1月19日

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定例記者会見の知事発言内容(1月19日)(テキスト版)※抜粋

 

   お疲れさまでございます。
   まずは、今日は新型コロナウイルス感染症の「埼玉県の感染動向」からご説明をさせていただきます。今回も国の分科会で示されたステージ指標を用いて説明をさせていただきます。3週間の指標の数値を見ていきますと、感染拡大のスピードは一定程度鈍化したものの、ステージ4相当にあることには変わりはなく、危機的な状況は継続をしていると考えています。病床全体の占有率につきましては、減少してきている傾向はあるものの、しかしながら重症病床の占有率については順次病床を拡大している中でも増加傾向にあります。療養者数は1週間で1,000人増加しており、現在6,000人を超える規模になっていることから、保健所が行う疫学調査はもとより健康観察にすら手が回らない状況に陥らないよう懸命に努力しておりますが、大変厳しい状況が続いています。参考に記載させていただいた実効再生産数については11月30日以来初めて1を切ったところであるため、なんとかこの減少傾向をさらに加速をさせ継続をさせていきたいと考えております。
   2枚目ですが続いて「感染疑い経路」についてであります。傾向としては先週と変わらず家庭内感染やあるいは飲食の割合が多くを占めており、感染経路不明割合が増加傾向にあります。一方、高齢者施設における感染は先週よりもやや増加はしたものの、しかし低率で推移をしてきております。
   パネルの3枚目ですが、年齢構成を見ても先週と大きく変わっているわけではありませんが、相変わらず20代30代の若い世代が多くを占めている状況にあります。60代以上の方について割合はほぼ一緒ですが、実数は若干増えてきております。重症化しやすい高齢患者の増加は病床の圧迫に繋がることから、これまで県としては戦術的な対応の対象としてプロアクティブな対応を行ってまいりましたが、更なる対策として所沢市など12市において高齢者施設職員に対する PCR 検査を実施をすることといたしました。次のパネルをお願いします。
   続いて企業におけるテレワークの支援です。企業の皆様には新型コロナウイルス感染症対策としてテレワークなどを活用し出勤者の7割削減に向けた取り組みをお願いをしているところでございますが、県では企業がテレワークを導入する際に役立つ情報を一括して見ることができる「埼玉県テレワークポータルサイト」を開設をしております。テレワークを導入する際の助成金や支援金などあるいは専門家による相談などの支援体制のほかテレワークセミナーやモデル企業の取り組みの動画配信など、様々なコンテンツを掲載をしております。埼玉県のホームページの事業 PR のこのバナー、埼玉県から入っていただくか、「埼玉県テレワークポータルサイト」をご検索をいただければすぐにアクセスができますので、是非ご覧を頂きたいと思います。現在受け付けているテレワーク支援策について2つご紹介します。1つ目は「テレワーク導入支援補助金」であります。「シンクライアント端末」やカメラ、マイクなどの「ウェブ会議用機器」、「ソフトウェア」などのテレワークに必要な環境を整備する企業に対し、導入経費の3分2、最大20万円の補助を200社に対し行っており、現在、申請受付中であります。
   2つ目に「テレワーク相談会」です。現在開催中の「オンライン彩の国ビジネスアリーナ」の企画としてテレワーク相談会を1月26日、2月1日、5日の3日間開催を致します。専門家が一対一で個々の企業の状況にあわせ、テレワークに関して、きめ細かいアドバイスをさせていただきます。これは以前申し上げた通り、最初の緊急事態宣言が終わった後に、埼玉県独自の取り組みとして2度目の緊急事態宣言が起きた時に、経済そして企業を支援していこうという取り組みの一環であります。参加費用は無料であります。現在、事前予約を受付中でありますので、テレワークの導入を検討している企業の皆様には、ぜひこの機会を活用頂きたいと思います。補助金及び相談会これ等につきましても先程ご紹介した「埼玉県テレワークポータルサイト」に掲載されておりますのでご覧を頂きたいと思います。
   次に、休業中に賃金や休業手当を受けることができなかった方やへ、新型コロナウイルス対応休業支援金、給付金のご案内であります。この制度は、国が令和2年度第2次補正予算で創設したもので、厚生労働省で直接申請を受付ております。しかしながら雇用調整助成金に比べてあまり知られておらず、最近県の相談窓口にも、この問い合わせが多いので、是非ご紹介をさせて下さい。対象は中小企業の労働者で、事業主の指示を受けて休業したが休業手当の支払いを受けることができなかった。このような方には休業前の平均賃金の80%に休業日数を掛けた金額が支給をされます。この制度は、雇用調整助成金は事業主が通常、申請を致しますが、この制度は労働者本人が直接申請し、直接労働者本人の口座に振り込まれるものであり、これが特徴であります。働いてる皆様には、添付書類の支給要件確認書に事業主の方の記入が必要となりますが、事業主の協力をいただけないような場合でも申請ができるほか、パートの勤務の方などで新型コロナウイルス感染症の影響で勤務日が減らされた場合にも支給対象となる場合があります。是非詳しくは厚生労働省のコールセンターにお問い合わせいただきたいと思います。また、インターネットで「休業支援金」で検索いただくか、あるいは県の新型コロナウイルス感染症総合サイトでも紹介をしています。なお、令和2年4月から9月までの休業期間分について、1月31日まで受付期間を延長して受付ておりますので、是非お問い合わせをしてみてください。また、この支援金、給付金は事業主がまとめて申請することも可能です。事業主の方には賃金負担は一切ないので是非、支援要件確認書にご記入をいただいて速やかな働く者に対する支給にご協力をお願いをいたします。
   次のパネルです。続いて、先週15日、1都3県の知事と合意し、共同で発信をいたしました「外出自粛に関するお願い」であります。本件においても、国の緊急事態宣言を受け、現在、特措法第45条第1項に基づく県民の皆様への外出自粛の要請を行っています。大変なご不便をおかけいたしておりますが、このまま感染状況に変化がなければ、人の流れを抑制することに向けた更なる強力な措置も必要となってくるかもしれません。救える命を一人でも多く救うため、是非とも徹底した外出自粛にご協力をお願いいたします。
   次のパネルですが、これも1都3県の共同の取り組みでありますけれども、鉄道の終電時刻の繰り上げについて、去る1月7日、国及び鉄道各社に対して感染拡大防止につながる鉄道の終電時刻の繰り上げの要請を行いました。これを受けて各鉄道会社のご理解のもと、明日20日より当面の間、深夜の時間帯の列車運行が減ることとなりました。埼玉県の場合には10分から30分程度、終電が繰り上がることになります。ご協力を賜りました鉄道各社の皆様には、感謝を申し上げます。また終電が繰り上がる場合エッセンシャルワーカーをはじめとし、多くの利用者にも影響が考えられます。1都3県でもこのポスターを共同で作成し、周知に努めているところであります。同時に県民の皆様には重ねて、早め早めの、不要不急の外出自粛をお願いを申し上げます。
   次のパネルですが、現在緊急事態宣言下であるため、改めて事業者の皆様にお願いです。まず、テレワーク。先ほど申し上げましたが、出勤者数を7割減とすることを目標として設定をさせていただきました。また、在宅勤務、時差出勤の徹底、職場、寮における感染防止策の徹底、そして従業員への基本的な感染防止策の徹底や会食自粛を呼びかけていただくことについて、改めて要請を行います。次のパネルです。
   次に、営業時間の短縮要請ですが、すでに12日から始まっておりますけれども対象地域と対象業種を拡大し、2月7日までの間で県内全域全ての飲食店に対し、午後8時までの営業時間の短縮をお願いをしています。また、酒類の提供は午後7時までとお願いしています。次に、施設の営業時間短縮等ですけれども、先ほどの営業時間の短縮要請の対象とならない施設についても可能な限り営業時間の短縮をお願いしています。
   まず、劇場や観覧場や映画館などでは、午後8時までの営業時間の短縮をできる限りお願いしています。また、入場人数についても上限5,000人、かつ、収容率50%以下でお願いをしています。また、1,000平米を超える生活必需物資を除く物品販売業などは、午後8時までの営業短縮をやはり出来る限りお願いをいたします。最後に節電について県民、事業者の皆様にお願いです。昨年12月下旬以降、全国的に厳しい寒さが続き、事前の予想以上に電力需要が大幅に増加しています。国内発電の約40%を占める火力発電の燃料となる LNG (液化天然ガス)の不足が見込まれています。この不足はしばらくは解消されない見込みで、寒さが続けば需給のひっ迫が続いてしまいます。県民、事業者の皆様には新型コロナウイルス感染症対策のために、ご不便をおかけしておりますが暖房はこれまで通り使用していただきつつも、日常生活で支障のない範囲で省エネへの協力をお願いをいたします。新型コロナウイルス感染症との戦いは、まだまだ続きます。残念ながら今持ってこの新型コロナウイルス感染症が収束する兆しは見えたとは言えないと思います。是非とも事業者の皆様には経済的にも大変なことよく分かっていますが、しかし、今後しっかりとした経済活動を再開を一刻も早く行うためにも、お力をお貸しを頂きたい。また、県民の皆様には一人でも多くの人の命を守るための命を守る自粛、命を守る協力に是非ともお力をお貸しいただきたいと思います。私からは以上です。

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