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掲載日:2021年1月5日
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改めまして、新年初めての記者会見となります。改めて、新年、あけましておめでとうございます。謹んで皆様に、新年のご挨拶を申し上げさせていただきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、昨年以来、県民の皆様、事業者の皆様には、新型コロナウイルス感染症対策について多大なご理解とご協力をいただいてまいりました。改めて心より感謝を申し上げるところであります。また、医療関係者を初めエッセンシャルワーカーの皆様におかれましては、感染リスクを抱えながらも、今もなお最前線でご奮闘をいただいておられます。深く敬意を表するとともに、重ねて御礼を申し上げるところであります。
さて、埼玉県における現下の感染動向でありますが、今も危機的な状況だと思っています。これ以上の感染拡大には歯止めをかけなければなりません。そこで、2日に、西村康稔経済再生担当大臣に面会をさせていただき、一都三県の知事として緊急事態宣言への要請を行いました。4日には、菅義偉内閣総理大臣から、特別措置法に基づく緊急事態宣言の発出を検討するという考えが表明をされました。緊急事態宣言の発令が見込まれる中、まずは今できることを迅速に実行するため、本県では、昨日の本部会議において、これまでよりも一歩踏み込んだ感染防止対策を決定をいたしました。具体的な内容については、この後、改めて説明をさせていただきたいと思います。そして、首都圏全体が一体となって緊密に連携して取り組む。この必要から、一都三県の知事がワンボイスで「緊急事態行動」を発表し、これを強力に推し進めていくこととなりました。なお、緊急事態宣言が発出された場合には、国が示す基本的対処方針に基づき、変更等の必要な措置を講ずる予定であります。改めて、皆様の愛する方ご家族を守るためにも、ご協力をよろしくお願いいたします。
さて、今年は1871年に廃藩置県が行われ埼玉県が誕生して150年目となります。本県の発展のために知恵を絞り、努力を積み重ねてこられた先人の皆様に心からの敬意を表し、改めての県民を代表しての感謝を申し上げたいと思っています。その先人たちが大切に守り、培ってこられた豊かな自然や都市の賑わい、伝統文化など、埼玉の魅力を県に関わる全ての皆様とともに、150周年を契機に県内外に発信し、未来の世代に引き継いでいきたいと思います。また、本県が誇る偉人、渋沢栄一翁を描いた大河ドラマ「青天を衝け」が始まります。時代の波に翻弄されながらも、高い志を持って未来を切り開いていく渋沢翁の活躍が大いに楽しみであります。
さらに、本年は、東京2020オリンピック、パラリンピックがいよいよ開催をされます。多くの方々が不安の中にいる中、コロナを乗り越えた先にある大会の成功に向けて、全力で取り組んでいきたいと思います。今年の干支は丑年です。十二支の中でも歩みの遅い丑の年は、先を急がず、一歩一歩着実に物事を進めることが大切な年と言われておりますし、せっかちな私にとっては、改めて心してかかりたいと思っています。新型コロナウイルスという、これまで経験したことがない大きな危機に直面する中でも、あらゆる人に居場所があり、自分らしく活躍できる、「日本一暮らしやすい埼玉県」の実現に向けて、県民の皆様と共に一歩一歩着実に取り組んで参りますので、どうかご理解ご支援を賜りたいと思います。
それではパネルのご説明をさせてください。今日は、まず「今後の病床確保の見込み」について、ご説明をさせていただきます。県では新型コロナウイルス感染症と一般医療との両立を図るため、病床確保計画では患者数の推移に合わせ、4つのフェーズに設定して段階的に病床を確保することといたしましたが、今はフェーズ4ですけれども、このフェーズ4に移行した11月30日時点では、確保病床は1,192床でありました。12月11日に仮設の専用病床1つが開設をされ、19床が増えて1,211となりました。その後、1月1日には22床、新たに専用医療病床が整備をされ、また、既に病床確保してる医療機関のさらなる病床確保などによって、今日1月5日時点で1,267病床の確保となっています。今後、さらなる仮設の専用医療施設の整備などによって、3月までには1,414床が確保できる見込みとなっております。次のパネルお願いします。
本県においては、昨年12月31日に、1日あたり過去最大330名の陽性者が記録をされました。1週間の陽性者も1,800人を超えております。極めて厳しい状況であり、県民の皆様に、改めてお願いをさせていただきます。全ての県民を対象として、午後8時以降の不要不急の夜間の外出の自粛をお願いをいたします。また、すでにお願いをしてきておりますが高齢者や基礎疾患のある方の不要不急の外出、東京都との往来については、引き続き自粛していただくようお願いをさせていただきます。なお、これらについては仕事、学校の授業、医療機関の受診、買い物、屋外での運動や散歩は別でありますが、買い物についても、是非、1人で行っていただきたいと思います。また、仕事、学校の授業、医療機関の受診を除けば、東京との往来は避けてください。行かないでいただきたいと思います。年始は、会食の機会も本来多い時期でありますが、飲食を伴う新年会は、是非、今年は遠慮していただきたい。また成人式が仮に行われる場合にも、成人式後の会食飲み会については自粛をお願いをいたします。3枚目お願いします。
次に、事業者の皆様への営業時間の短縮要請であります。現時点では1月11日までの期間で、「酒類の提供を行う飲食店」及び「カラオケ店」、なおかつ、さいたま市大宮区、川口市、越谷市内にある店舗については、夜間の営業について営業時間を2時間短縮し午後10時までとするよう、お願いをしているところでございます。これらにつきましては、11日までの間は10時ではなく、今度は夜8時、つまり営業時間としては午前5時から午後8時までと2時間前倒しをしていただくことをお願いをするものであります。また、11日が終わった後、12日からですけれども、これにつきましては、カラオケ店あるいはバーなどを含むすべての飲食店、またエリアについても大宮、川口、越谷にとどまらず、全県における県内の飲食店に対し営業時間を午前5時から午後8時まで、そして、それに伴い酒類の提供は午後7時までで、インフルエンザ等対策特別措置法24条9項に基づきお願いをさせていただきたいと思います。
次にオフィス系事業者の皆様へのお願いであります。テレワークについては、これまでもお願いしてまいりましたが、改めて数字、目標を示させていただいて、オフィス系の事業所においては50%の実施率で、各事業者に実施を要請をいたします。さらに、在宅勤務や在宅出勤の徹底、接触機会を是非、減らしていただきたいと思います。合わせて、職場やあるいは寮における感染防止策の徹底、そして、各会社においては会食の自粛の呼びかけを行っていただきたいとお願いをするところでございます。また事業者の皆様には、人を集めるような、多くの人を集めるようなイルミネーションについては、早めの消灯にご協力をお願いをいたします。特に、この自粛要請を守っていただける県民の皆様は、命を救うことにご協力をいただける皆様だと思います。また、事業者の皆様、大変お忙しい中、厳しい中でのご協力のお願いでありますが、人の命を救い、そして、医療機関の崩壊を防ぐことに、ご協力をいただける事業者でございます。是非、県民、事業者の皆様には、心苦しいところではありますが、愛する方、そしてご家族を守るためにも、皆様のお力を、お貸しをいただきたいと思います。
私の方からは以上です。
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