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掲載日:2020年3月10日
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新型コロナウイルスに関連しまして、私からご報告させていただきます。
本日、県内の衛生研究所の検査によりまして、新たに新型コロナウイルスに感染している方が2名判明をいたしました。本県においては、政令市さいたま市の分も含めて過去10例でございましたので、11例目、12例目の症例となります。
感染が確認された方につきましてご報告します。
1人目は、50代の日本国籍の男性。都内に通う会社員であり、居住地は埼玉県の入間市になります。
この方は、3月5日(土曜日)(後に「木曜日」に訂正)に37.3度、翌6日に38度の発熱で、県内医療機関Aを受診され、7日、8日は若干熱が下がったものの、発熱がまだあった状態でありましたので、9日に県内医療機関Bを受診され、肺炎像が認められ、検体採取に至っております。なお、7日、8日は仕事はお休みであります。
2人目は、50代の日本国籍の女性であり、入間市役所にパートで勤務をされている方。居住地は入間市であります。
この方は、3月5日午後に38.7度の発熱があり、痰・咳の症状が出ていました。6日に県内の医療機関Aを受診後、7日、8日はお休み。9日にまだ咳があったものですから、県内医療機関Bを受診され、肺炎像が認められ、検体採取に至っております。
このお二人につきましては、ご夫婦でいらっしゃいます。お二人は症状が出る前の時期にお二人ともフランスを訪問しておられました。接触歴は確認されておらず、感染経路は不明であり、この件に関しての濃厚接触者の把握を含めた積極的疫学調査を行っているところであります。
海外からの帰国後に症状がでていることから、これまでの県内におけるヒトーヒト感染とは異なるルートであることが想定されますので、いずれにいたしましても今後調査をさせていただくところであります。
今後、埼玉県といたしましては、昨日の専門家会議の結果を踏まえ、効果的な対策に全力をあげていくつもりであります。
また、県民の皆様におかれましては「うつらない」、「うつさない」、そして特に高齢者や基礎疾患をお持ちの方は人混みを避ける、あるいは手洗い等を徹底していただく等の対策をお願いしたいと思います。
今後とも中・長期戦にわたる可能性がありますので、新型コロナウイルス対策に県として取り組んでいくつもりでございます。
なお、申し上げ忘れましたが、お二人とも5日に発症して以降は、どちらの方も仕事に出かけてはおらず、また、病院に行くとき以外は外出していないとのことであります。
以上です。
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