トップページ > 健康・福祉 > 医療 > 感染症対策 > 新型コロナウイルス感染症-埼玉県の新型コロナ情報- > 新型コロナウイルス感染症に関する知事発言等について > 新型コロナウイルス感染症に関する知事メッセージ(令和2年3月) > 知事メッセージ「新たな患者の発生について」(3月5日テキスト版)
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掲載日:2020年3月5日
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本日、県内の衛生研究所の検査により、新たに新型コロナウイルスに感染している方が2名、判明いたしました。
本県においては、5例目、6例目のケースとなりますが、武漢からチャーター機で帰国された方以外、人から人への感染は初めてのケースであります。
県としても、新たなフェーズに入ったというふうに考えているところであります。
1人目の方については60代、日本国籍の男性。職業は埼玉県の職員であり、熊谷市の農業技術研究センターに勤務されていた方であります。居住地は行田市であります。渡航歴や接触歴はありません。
2月28日から発熱が継続しており、咳、頭痛の症状がおありです。2月29日に医療機関Aを受診されて、自宅療養をされておられました。
3月4日に医療機関Bを受診し、CTで肺炎像が認められ、本日検査に至っております。ちなみに、両医療機関に行く際にはマスクを着用しております。
2人目は50代、日本国籍の男性であります。職業は埼玉県警察職員であり、川口市の武南警察署に勤務をしておられました。居住地は上尾市であります。渡航歴、接触歴はありません。
2月23日に同人は関節痛、24日に38度台の熱、翌25日に、そして3月2日に医療機関Cを受診し、その後3月4日に38.4度の発熱で医療機関Dを受診、CTで両側下肺野浸潤影が認められ、本日検査に至っております。
なお、この方は発熱前の2月22日に上尾市内で80人程度が参加された同窓会に出席をしておられます。この件に関しての濃厚接触者の把握を含めた積極的な医学調査を確実に行っていきます。現時点では全貌がはっきりしていないところがありますが、現時点での情報を提供させていただきました。
いずれにいたしましても、県民への情報提供につきましては、一層正確でわかりやすい内容の発信に努めていきたいと思っております。
県民の皆さまにおかれましては、「正しく恐れる」ことが最大の予防策であるということに変わりはありません。
「うつらない」「うつさない」を是非徹底をしていただくとともに、不要・不急な集まりを避け、特に高齢の方、持病をお持ちの方については人混みを避けていただきたいと思います。
発熱等の風邪症状がみられるときには学校や会社を休み、外出を控えてください。そして、企業や団体においては休みやすい環境を作ってください。
感染が疑われる場合には、県が開設しております相談窓口、あるいは保健所等でご相談をいただいて、指定された帰国者・接触者外来を受診されるようお勧めをいたします。
今後とも県庁としては、ワンチームになって新型コロナウイルス対策に努めてまいります。
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