若年性認知症に関する取組について
- 認知症は高齢者の病気と思われがちですが、いわゆる「現役世代」と呼ばれる人々にも発症することがあります。
- 若年性認知症は、18歳以上65歳未満で認知症が発症した場合を総称した言い方です。
- 厚生労働省の研究(※)によると、若年性認知症が発症する平均年齢はおおむね51歳と推計されています。これは、組織の中核や一家の大黒柱として、大変重要な時期に当たります。そのため、就業や家族の生活に深刻な影響を及ぼすことになりかねません(※「若年性認知症の実態と対応の基盤整備に関する研究」(平成21年3月19日厚生労働省発表))。
- 現在のところ、多くの場合、認知症を直すことは困難ですが、病気の進行を遅らせたり、症状を改善したりすることができるものも少なくないことから、早期発見・早期治療が非常に重要です。
- 若年性認知症の方やその御家族が住み慣れた家庭や地域で安心して暮らしていくことができるよう、地域や職場における皆さまがたのご理解とご支援をよろしくお願いします。
- 若年性認知症支援コーディネーターが、ご本人やご家族からのご相談に応じます(社会保障・医療・サービス受給・就労支援等)。
- 若年性認知症のご家族やご本人のほか、医療機関や地域包括支援センターなどの支援関係者からのご相談も受け付けています。
- 【埼玉県・さいたま市若年性認知症サポートセンター】
- 〒330-0061 さいたま市浦和区常盤3-12-17プリムローズ常盤第3(公益社団法人 認知症の人と家族の会 埼玉県支部)
- 受付時間は、月曜日から金曜日の9時~16時です。土曜日・日曜日・祝日・年末年始はお休みです。
- 電話番号:048-814-1212、FAX番号:048-814-1211
- 電話相談だけでなくメールやFAX、来所や訪問による相談も可能です。
- 若年性認知症支援コーディネーター事業は、埼玉県が公益社団法人認知症の人と家族の会 埼玉県支部に委託し実施しています。
こんなときにはぜひご相談ください!
- ☆本人・家族
- 休職中だが今後どうしたらよいかわからない
- 受診をさせたいが本人が拒否している
- まだ働きたい
- 会社を退職し収入がなくなったので不安・・・
- 家で何もすることがなくブラブラしている
- デイサービスに行きたがらない、断られた
- ☆職場・企業
- 忘れることが多く、仕事上ミスが目立っている
- 物忘れ外来の受診を勧めているが、本人が拒否している
- 社員が若年性認知症の診断を受けたが、どう支援したらよいか分からない
- 医療・福祉関係者
- 若年性認知症の方の支援の方法が分からない、経験がない
- 地域で利用できるサービス(社会資源)の情報が見つからない
コーディネートの主な内容
- 医療機関
- 主治医と連携し日常生活について助言します。また、認知症サポート医などの情報を提供します。
- 社会保障(経済的な援助)
- 医療費助成や障害年金など各種社会保障の情報提供及び手続を支援します。
- サービスの受給
- 地域で利用できるサービス(社会資源)の情報提供、利用の手続について助言します。
- 金銭管理等
- 就労支援
案内リーフレット
(PDF:840KB)
調査概要
(1)調査期間
令和元年7月~12月
(2)調査方法
一次調査
県内の関係機関(医療機関等)5,182事業所に対し、若年性認知症の人がいるかどうか郵送によるアンケート調査を実施
二次調査
一次調査で若年性認知症の人がいると回答のあった460事業所を通じて本人・家族985人にアンケート調査を実施。併せて事業所の担当者にもアンケート調査を実施。
(3)調査結果概要
調査結果の概要については報告書の59ページ以降をご覧ください。
リンカフェ(さいたま市浦和区)
- 若年性認知症支援コーディネーター事務所で本人、家族、支援者が自由につどい過ごせる場「リンカフェ」を開催しています。
- 自分が好きなことを自由にできる時間・場所です。
- 毎週木曜日、午前の部、午後の部に分けて開催しています。
- 若年性認知症の本人が同じ立場で相談に応じたり、コーディネーターが相談に応じることもできます。
- 途中参加や途中退出することも自由ですので、ぜひお気軽に遊びに来てください♪
- 下記チラシにある電話番号へお電話のうえ、ご参加をお願いします。
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がーやカフェ(越谷市)
- 越谷市で「がーやカフェ」を開催しています。
- ご本人だけでなく、家族、専門職の方などたくさんの方にご参加いただけます。
- 開催は毎月第1土曜日の14時から16時までです。
- 参加するには事前にお申し込みが必要です。
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ハルカフェ(春日部市)
- 春日部市で「ハルカフェ」を開催しています。
- 若年性認知症の方やそのご家族など、皆さんでお話やゲームをしませんか?
- 皆さんのご参加をお待ちしています。
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若年性認知症 家族交流会 たんぽぽ
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若年性認知症 家族交流会 ひまわり
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前頭側頭型認知症 家族交流会
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若年性認知症 家族の夜会
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ブルーメンの会(鴻巣市)
- 鴻巣市で「ブルーメンの会」を開催しています。
- 「ブルーメン」とはドイツ語で「花」の意味です。
- 認知症当事者であれば、どなたでもご参加いただけます。鴻巣市外の方でもご参加いただけます。
- 日々の生活について話し合ったり気晴らしをしたりなど、一緒に楽しい時間を過ごしませんか?
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ブルーメンの会通信第33号
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ライゼの会(朝霞市)
- 朝霞市で「ライゼの会」を開催しています。
- 「ライゼ(Reise)」とはドイツ語で「旅」の意味です。どのような状況におかれても人生の旅は続き、旅の途中での新たな出会いを大切にしていこうという意味が込められています。
- 同じ不安や悩みを抱えた方やご家族どうしが本音で語り合い、自分らしい生き方を目指していきませんか?
- 地域の居場所・認知症カフェとして「Demecafe」「デメカフェ」を開催しています。詳細は下記チラシをご確認ください。
- 「ライゼの会」の詳細については、ライゼの会ホームページをご確認ください。
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- ライゼの会ホームページ
グリーンカフェ(草加市)
- 草加市で「グリーンカフェ」を開催しています。
- 毎月第3土曜日に開催しています。
- 同じ年代の方同士しか分かち合えない思いもあるかと思います。楽しい語りあいの場を一緒に作りませんか?
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- 「若年性認知症の親を持つ子ども世代のつどい」は、悩んでいること、聞いてみたいことなど、同じ子ども世代で気軽に話し合い、交流できる場所です。
- 当日は埼玉県若年性認知症支援コーディネーターなどの専門職が参加し、アドバイスを受けたりすることもできます。
- 一人で悩みを抱え込まず、話し合い、交流し、仲間たちとつながってみませんか?
- (ご参加いただけるのは18歳以上(成人)で、自らお申し込みができる方です。)
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- 平成28~29年度に若年性認知症の方に対応する通所介護サービスを創業するモデル事業を実施しました。このモデル事業から得られたノウハウ等をまとめた「若年性認知症の人のデイサービス創業の手引き」を作成しましたので紹介します。
- 若年性認知症の方の居場所づくりを進める上で、ぜひご活用ください。内容等についてご不明な点やご相談がありましたら、ご連絡ください。
若年性認知症の方やそのご家族へ~若年性認知症の本人と家族が利用できる制度・サービスについて~
- 県では、若年性認知症と診断された方がいち早くサービスを受けられるよう、ご家族やご親戚、地域や職場など周囲の方々の道しるべとしてリーフレットを作成しました。
- 若年性認知症の方には、現役世代だからこそ給付の対象になるものなど、様々なサービスが用意されています。ぜひリーフレットをご活用ください。
(PDF:942KB)
仕事上のトラブルも、もしかしたら”若年性認知症”が原因かもしれません
- 若年性認知症の早期発見・早期治療のためには、多くの時間を共にしている「職場の」皆さま方のご理解・ご支援が大切です。
- 職場における若年性認知症発見のポイントやサービスを記載したリーフレットを作成しましたので、ぜひご活用ください。
(PDF:1,155KB)
若年性認知症を発症した社員を雇用する事業主の皆さまへ
- 若年性認知症といっても、症状の度合や進行は人によって様々です。発症したからといって即座に就労できなくなるわけではありません。
- 支援機関を活用したり、症状に応じた職務内容の変更や配置転換を行うことにより、雇用継続の可能性は広がります。