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掲載日:2024年7月2日
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埼玉県では、暑さ対策・熱中症対策に有効な日傘の普及啓発に取り組んでいます。
普及啓発の取組として暑さ対策等を積極的に推進する市町村や企業との連携、SNS(X(旧 Twitter)、Instagram)による情報発信等を行っています。
埼玉県内の平均気温は、地球温暖化による気温上昇に加え、都市化の進行に伴うヒートアイランド現象の影響により上昇しています。また、内陸に位置し、フェーン現象の影響を受けやすいため、夏季日中の最高気温が高くなる傾向にあります。
熊谷地方気象台における明治31年から令和5年までの気温上昇率は100年に換算すると2.26℃となり、日本の平均気温の上昇率(1.35℃/100年)より高くなっています。
また、最高気温が35℃以上の猛暑日は、昭和33年から昭和42年までの10年間は平均3.5日でしたが、令和5年度は45日でした。
こうした影響もあり、埼玉県の熱中症搬送者数は全国的に見ても多くなっています。総務省消防庁の発表する熱中症による救急搬送状況(令和5年)によると、5,719人(全国で3番目に多い)となっています。
日傘は直射日光を避け体感温度を下げる効果があり、「日陰を持ち歩く」ことができ、夏の暑さ対策、熱中症対策として有効です。
平成30年8月に日傘の遮熱環境緩和効果検証を行いました。
結果は「日傘による遮熱環境緩和効果の検証結果」のページを御覧ください。
木陰や人工日よけにより、直射日光を下げることで3から7℃、体感温度が下がるとされています(環境省「まちなかを涼しくしよう」パンフレット(PDF22.8MB)(別ウィンドウで開きます)より)。
日傘については、クールビズとの併用で暑熱ストレス(汗の量)を約20%減らすことができるとされています(環境省報道発表資料(平成23年7月19日)「ヒートアイランド現象に対する適応策の効果の試算結果について」(別ウィンドウで開きます))。
日傘の使用により頭部の体感温度が4~9℃、全身の体感温度が1~2℃低下するとされています(渡邊慎一ほか:日傘による体感温度低減効果の実証的研究,2015)
県公式SNS「Saitama日傘」を通じて、日傘に関する取組、誰もが日傘を活用しやすい環境づくりのための情報発信等を行います。発信期間:毎年5月~9月頃
X(旧 Twitter) @Saitama_higasa(別ウィンドウで開きます)(平成30年7月開設)
Instagram @saitama_higasa(別ウィンドウで開きます)(令和4年6月開設)
東レ株式会社と埼玉県が共同で企画した、高機能素材「サマーシールド®」を使用した晴雨兼用傘(男女兼用)の「埼玉県モデル」は、完売しました。現在、取扱いはありません。
詳しくはこちら(別ページが開きます)を御覧ください。
九都県市(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市)と連携して情報発信を行い、日傘利用の普及を推進しています。
詳細はこちら(九都県市首脳会議のページに移動します)(別ウィンドウで開きます)
【参考】
九都県市「日傘で涼しさを持ち歩こう。」リーフレット【PDF】(別ウィンドウで開きます)
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