知事コラム

県営公園で過ごす豊かな時間で心も体もリフレッシュ

埼玉県には、豊かな自然に恵まれた広大な県営公園が31カ所あります。

県営公園の中でもまずは、東松山市にある県こども動物自然公園からのうれしいニュースをお伝えします。

キュッと口角が上がり、笑っているように見えることから「世界一しあわせな動物」と呼ばれているクオッカが、3月13日に来園5周年を迎えます。クオッカは夜行性の動物であるため、これまでは展示時間が限られていましたが、来園5周年を機に「アニマル基金」への寄付を活用して屋内施設を追加整備。3月13日からは常設展示される予定です。

この公園には、クオッカのほか、コアラやカンガルーなどオーストラリアの動物がいる東園、ガラス張り屋内展示の「キリンテラス」などがあり、動物を間近で観察することができます。

一方、秩父ミューズパークのように、都会の喧騒から離れた公園では、キャンプ場をはじめ、大庭園や雲海が見られるスポットなどがあり、移り変わる四季を楽しみながら自然と触れ合うことができます。

県営公園は、地域コミュニティの活性化にも大きく貢献しています。自然と触れ合う機会が減っている子供たちにとっては、貴重な学びの場にもなっています。所沢航空記念公園では、春に「空フェス」を開催し、地域住民に日本の航空発祥の地・所沢にちなんださまざまな催し物や飲食を楽しんでいただいています。夏には「ナイトパーク探検隊」を開催し、日中は天敵に見つからないように隠れている昆虫を観察するため、多くの子供たちが懐中電灯を片手に夜の公園を探検しています。

県営公園では、こうした取り組みを通じて、地域のにぎわいの創出、子供たちの知的好奇心を育む活動が行われています。これからも、県民の皆さまが楽しめる公園づくりを進めてまいります。

この春はぜひ、県営公園を訪れて、自然の恵みを体感し、心身共にリフレッシュしてください。

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