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掲載日:2024年10月23日

令和6年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(小森克己議員)

キャッシュレス化について

Q 小森克己 議員(民主フォーラム)

一昨日、木下議員からも質問がありましたが、別の角度から質問させていただきます。
大野知事が進める行政のDX推進として、また、証紙制度の廃止や行政手続のデジタル化の一環として、埼玉県では昨年10月から証紙を用いた窓口手続でクレジットカードなどのキャッシュレス決済を導入し、今年4月からは証紙の利用ができなくなりました。キャッシュレスについては、運転免許証の更新、パスポートや納税証明書の交付など約500の手続で導入され、クレジットカードのほか電子マネーやQRコード決済も利用でき、今回クレジットカードの利用者の約28パーセントを占めるJCBカード等も適用され、利便性が更に向上しました。
大野知事は、キャッシュレス化で県全体のデジタル化が進むと期待感を示され、県は手続の電子申請化を進めるとし、将来的には窓口払いではなく電子申請で済まされる電子行政を目指しています。パスポートセンターでは、パスポートの申請について県証紙分についてはキャッシュレス、国の印紙についてはそのままとしていますが、国は県と国の分を一括で納付できる電子申請のオンライン納付を推奨するとしております。
10月1日からは、県保健所や県産業総合センターなどでも現金で収納している手数料、使用料についてキャッシュレス決済の導入となりました。ただ、気になりますのは、今回の手数料、使用料の支払いについては現金の取扱いも残すとしていますが、運転免許証の更新については窓口での現金払いは認められないとしております。
そこで、質問として、今回導入した保健所等の使用料、手数料については、現金払いを認める理由をまず御教示ください。
一方で、運転免許証やパスポート窓口、申請などについては認められないこととの整合性について、会計管理者の御所見を伺います。

A 岩崎寿美子 会計管理者

今回キャッシュレス決済を導入した保健所等において現金払いができることとした理由は、これまでも現金による収納を行っており、取扱いに慣れていること、レジスターも配備され保管や管理も適切に行えることが挙げられます。
また、これまで行っていた窓口での現金の取扱いを直ちに廃止することは、利用者に混乱が生じ、サービスの低下につながる恐れもあると考えております。
次に、運転免許証など窓口での現金払いが認められないこととの整合性についてです。
運転免許証の更新など証紙を廃止しキャッシュレス決済を導入した窓口では、もともと証紙収納のみであり現金は取り扱っておりませんでした。
また、こうした窓口で新たに現金を取扱うには、紛失リスクなど管理上の課題があること、現金収納を行う新たな環境整備の費用がかかることなどもあり、総合的に勘案しキャッシュレスのみの収納としました。
このように、どちらの窓口においても、キャッシュレス導入前の収納方法が導入後における現金取扱いの考え方の基本となっており、一貫性があると考えています。
キャッシュレス化の取組は、より多くの県民の方が窓口で円滑に利用できるよう段階的に進めております。
今後も、県民サービスの向上と会計事務の効率化を図るため、窓口におけるキャッシュレス化を着実に推進してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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