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掲載日:2023年7月14日
Q 松本義明 議員(自民)
現在、福祉分野の政策の方向性は、住み慣れた地域で誰もが住み続けられるための包括的な支援、サービス提供体制を整えていく地域包括ケアシステムの構築、これが進められております。その根底にある概念がソーシャルインクルージョンであります。
ソーシャルインクルージョンは、社会的包容力と訳され、誰一人取り残さず、共に生きていくという共生社会の実現に向けて、多様性を認め、誰もが自分らしく生きていける社会にしていくというものであります。これは、埼玉県が目指す日本一暮らしやすい埼玉県においても大変重要なものになると考えます。また、知事公約でも掲げられております。
そこで、まず、各福祉分野の政策を進めていく上での根幹となってくる福祉分野におけるソーシャルインクルージョンの重要性についてどのような御所見なのか、知事にお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
本県は、今後、急激な高齢化が見込まれ、後期高齢者の数が全国でもトップクラスのスピードで増加することが予想されております。
さらに、単身世帯の増加や核家族化の進行に加え、新型コロナウイルス感染症の影響により、地域のつながりがより希薄になるとともに、孤独・孤立問題が顕在化、深刻化しています。
また、介護や障害、子育て、生活困窮といった様々な分野の課題を複数抱えるなど、従来の支援の仕組みだけでは対応が困難なケースも増加してきております。
このため、住民やNPO、社会福祉法人、ボランティア団体、企業、行政など、様々な主体が社会の一員として参画をし、共に支え合う「ソーシャルインクルージョン」の考え方は大変大切であるというふうに考えております。
再Q 松本義明 議員(自民)
この点、大変重要ですので再質問させていただきます。
今、知事からは重要性についての御所見いただきましたけれども、知事公約にもこのようにあります。「障害児者や医療的ケア児、認知症患者等が生き生きと暮らせ、LGBTQなど多様な価値を有する人が共生する社会構築」、このように掲げられております。知事自身がここを重要視されているんだということは認識しますが、これからの4年間に向けての部分の決意であったりが、先ほどの答弁ではなかなか私には見えなかったので、是非知事、この福祉分野におけるソーシャルインクルージョン、これからの4年間に向けてという考えの下に、改めて御答弁ください。
再A 大野元裕 知事
これからの4年間を、任期を与えていただけるのであればという前提で、私が政策集で掲げました、「安心と活気にあふれた高齢化社会」あるいは「障害児者、医療的ケア児、認知症患者等が生き生きと暮らすことができ、LGBTQなど多様な価値を有する人が共生する社会の構築」の実現には、ソーシャルインクルージョンの考え方も大変重要であります。
障害の有無や程度、年齢などによって分け隔てられることなく、多様性を認め合いながら、誰もが社会から孤立することなく、共に暮らすことのできるインクルーシブ社会の実現を推進することは、私の政策の中でも極めて重要であり、次の4年間、力を入れていきたいと考えております。
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