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掲載日:2022年6月21日
Q 小島信昭 議員(自民)
本年1月に順天堂大学から整備計画の変更案が出されました。そもそもこの順天堂大学病院の誘致は、我が団の積極的な働き掛けで国を動かし、誘致に結び付けたものであり、この整備が遅れるということは、圏域の医療体制に大きな影響を与える重大な事案であると言えます。
1月に行われたさいたま市の地域医療構想調整会議や県の医療審議会においても、「さいたま市内の新規病床が整備できない期間が長引いている」「医師派遣でも速やかにできないのか」など意見が出され、大学に宛てて早期開業に向けた質問状が出されました。県も順天堂大学側に計画の見直しを求めている状況であると認識しています。多くを語らずとも、この変更案が埼玉県にとっていかに大きな問題なのか、知事が一番お分かりだと思いますので、端的にお聞きいたします。
県として、この変更案に関して順天堂大学にどのような見直しを求めているのか。また、現在までの調整の状況、今後の見通しはどうなっているのか、知事にお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
順天堂大学に対し、昨年中に開院時期を明示した病院整備計画を提出するよう求めておりましたところ、昨年12月27日に整備スケジュールが明記された計画書が提出されました。
計画の変更について諮問した医療審議会からは、令和12年3月とされた開院時期を何年間前倒しできるのか、また、医師確保困難地域などにいつから医師を派遣できるのか、の2点について順天堂大学に照会をするよう求められました。
県としては医療審議会に諮問をして結論をお待ちしている段階であり、現時点で県として順天堂大学に対して計画の見直し等を求めたことはございません。
なお、医療審議会の求めに応じ順天堂大学に対し、審議会の質問を照会いたしましたが、右に対して2月18日付けで回答があり、開院時期については当初の令和12年3月から18か月前倒しし、令和10年9月に見直すことが示されました。
一方、医療審議会においては、病院の開院前にでも医師確保困難地域への医師派遣を開始すべきとの意見が多くございましたが、開院前の医師確保困難地域への医師派遣については大学側の基本的な考え方のみが示されました。
そこで、改めて順天堂大学に対し、令和4年度のうちから医師派遣ができないかについての確認をさせていただいているところでございます。
今後でありますが、来月開催予定の医療審議会において、順天堂大学からの回答を審議し、整備計画の変更について答申をいただくことになっております。
県北地域などにおける公立・公的医療機関に対し、順天堂大学からの医師派遣について照会をしたところ、多数の希望がございました。
大学附属病院を誘致することは、医師派遣の拠点になることはもとより、本県における救急医療をはじめとする高度急性期医療の強化や病床の確保につながることから、本県の課題を解決する大変有効な手法であります。
一刻も早い開院により県内の医療提供体制を一層充実させるとともに、早期の医師派遣の実現により県内の医師偏在の解消にも道筋をつけることができるよう取り組んでまいります。
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