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掲載日:2024年10月17日
Q 横川雅也 議員(自民)
新型コロナウイルスに感染し自宅療養中だった50代の男性が、8月下旬に県内の自宅で死亡していたとの発表が9月6日にありました。所管する保健所は、当時は感染者の急増で業務がひっ迫し、通常は行うチェックができずに健康観察も行われなかったと説明、事務処理のミスがあったことを認められました。
こうした事案が起きた一番の要因、根本的な要因を、保健医療部長に伺います。
A 関本建二 保健医療部長
第5波においては、国が感染者急増時を想定した第3波の1日当たり最大感染者数の2倍を大きく上回る感染者が発生し、保健所業務がひっ迫しておりました。
こうした中で、3つのミスが重なりました。
一つ目は、患者から聞き取りを行った保健所において、患者の症状などから入院調整を依頼するべきでありましたが、入院調整につながらなかったことです。
二つ目は、患者の移管を受けた保健所において、発生届を基に患者の基本情報や業務処理のチェック項目を記載した書類を作成し、これを基に健康観察を行うこととしておりましたが、発生届が所定の場所に置かれていなかったことから作成されず健康観察を行うことができませんでした。
三つ目は、患者一覧表で上司がチェックをする仕組みがありましたが、その機能も働きませんでした。
国の想定をはるかに超える第5波のピークと重なる時期でもあり、業務がひっ迫し、3つのミスが重なったことが今回の死亡事案の根本的な要因であると考えております。
再Q 横川雅也 議員(自民)
今三つの理由、要因という形で言われましたけれども、これは根本的な要因があって、それが基になって、今、部長が答弁された三つが起こってしまったんだというふうに私は理解しているんです。
一番の要因、根本的な要因を聞いたんですけれども、業務がひっ迫していた。なぜひっ迫していたか。手が足りない。要するに人がいなかった。人員が足りなかったというのが、一番の要因じゃないんですか。
再A 関本建二 保健医療部長
第5波においては、先程申し上げましたように、国が感染者急増時に想定した第3波の1日当たりの想定患者数の2倍を大きく上回る感染者が発生したということから、保健所の業務がひっ迫した。
まさに保健所の体制人数を超える業務量が発生したということになりますので、その意味では人手が足りなくなったということになります。
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