令和3年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文（横川雅也議員）

新型コロナウイルス感染症対策について - 若年層等へのワクチン接種促進策について

Q   横川雅也　議員（自民）

全国のワクチン接種率、2回目ですけれども60％を超え、10月、11月でその接種率も更に高まっていく見通しですが、都道府県別の接種率で埼玉県は、沖縄県、栃木県に次ぐワースト3番目の接種率です。
ワクチン接種に対して不安や抵抗を持つ若年層をはじめ、県民の中にはワクチンそのものを正しく理解していない方々もいまだ多くいます。県では、ワクチン接種の促進を図るための広報やユーチューブ配信なども計画しているようですが、今後いかにして接種率の低い若年層等への接種率を高めていくかが大変重要と考えます。
これまでの低接種率の原因、要因と今後の具体的な対策について、保健医療部長に伺います。

A　関本建二　保健医療部長

若年層等の接種率が低い要因の一つは接種主体である市町村が年齢の高い方から接種を進めてきたため、これまで若い方の接種機会が少なかったことが考えられます。
県では十分な量のワクチンを確保したことを踏まえ、予約の年齢区分を廃止するよう市町村に要請した結果、全ての市町村が全接種対象者の予約を受け付けるようになりました。
同様に県の接種会場も接種対象を12歳以上の全県民に拡大しております。
議員お話のとおり、ワクチンに対して不安や抵抗を持っている県民の皆様の中にはワクチンを正しく理解していない方々もおられます。
こうした方々が正しい知識を身に着けた上で、ワクチン接種を前向きに検討いただけるよう、9月24日に特設サイトを開設し、ワクチンの有効性や副反応の実態などをわかりやすく解説しています。
今後、SNS、YouTube、ラジオCMなどあらゆる媒体を活用して特設サイトや接種会場の予約情報などを発信し、1人でも多くの方に接種していただくよう努めてまいります。

再Q   横川雅也　議員（自民）

低接種率の要因、高齢者から打ったからと、今、部長は言いましたね。これは全国一緒ですよ。答えになっていないですよ。今、答えているようで避けたと思うんですけれども、全国で見て、全ての県民の接種率が低いんです。高齢者から打ったのは全国的にも一緒ですよ。埼玉県だけじゃないですよ。それが埼玉県の低接種率の要因だって、それは答えになっていません。
ちょっといま一度答弁いただきたいんですけれども、例えば低接種率の要因、埼玉県のワクチンに異物混入がありましたね。この事案の公表も遅かった。それを知ったときに、私の知人、友人、打つ予定だったけれども怖いからやめるという人も、中にはいるんですよ。こういう事案もちゃんと公表して、そしてただ安心ですよということも伝えていくことは必要だと思うんです。悪い話ですからあまり公表したくないと、気持ちは分かりますけれども、正しく理解させるためには、そういったことも正しく伝えることが接種率向上にもつながると思うんです。
私は、そういう公表の在り方自体も低接種率を招いているんじゃないかなと、要因の一つじゃないかなと思うんですけれども、御認識を伺います。

再A　関本建二　保健医療部長

県では、県医師会と共同して個別接種の掘り起こしを行うことで、本年6月の段階で1日当たり約6万件の接種能力を確保し、ワクチンがあれば、速やかに接種できる体制を構築いたしました。
しかし、8月16日の週までに国から分配されたワクチンは接種対象者の2回接種に必要な量の53.3％でございました。
この率は全国で最も低く、近隣の東京都は85.2％、千葉県と神奈川県は本県の次に低い54.9％です。
現時点で本県の接種率が低いのは、ワクチンの分配量が過少であったことが要因であると認識しております。
また、ワクチンについての情報をしっかりと広報をしていくべきだという点は、もっともだと考えております。
今後ともワクチンについて正しい情報をしっかりと広報してまいります。

 

• 上記質問・答弁は速報版です。
• 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
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