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掲載日:2023年10月17日
Q 岡田静佳 議員(自民)
2点目として、中高生の居場所づくりについて伺います。
家庭や学校の問題、心身の問題など様々な理由で学校に通えない子がたくさんいますが、中高生など大きな子供が気軽に行ける児童館などは、県内にどのぐらいあるのでしょうか。児童館は18歳までとなっていますが、実態は、午前中は乳幼児親子、午後からは小学生の遊び場及び学童になっていて、大きな子供は入りづらい状況にあります。
私は、一つの例として老人福祉センターを有効活用できないかと考えております。基本的に高齢者の方は朝から夕方まで施設を利用しますので、放課後に中高生は利用しやすいと思います。また、保育というより心の支援が必要な中高生に、人生経験豊富な高齢者の方との交流は、双方にメリットがあると考えます。実際に、社会福祉法人が行っている保育園と高齢者施設との交流がうまくいっている話はよく聞きます。
児童館での中高生の利用を進めるほか、老人福祉センターなど社会福祉施設などを利用するなどの、中高生が放課後に集まれる居場所をつくれないか、福祉部長に伺います。
A 山崎達也 福祉部長
児童館等は、現在、県内44市町に139カ所設置されており、本年5月の調査では、利用する中学生が年間3,000人を超える施設は13カ所あります。
特に利用人数が多かった春日部市では、音楽スタジオや自主学習室を設置しているほか、学習支援を行うことで、利用人数の半数近くが中高生となっている児童館等もあります。
議員お話の老人福祉センターを活用している取組として、朝霞市では、老人福祉センターで実施する多世代交流イベントに、児童館の利用者が参加するなど、高齢者と若い世代との交流が図られている施設もございます。
こうした中高生の児童館等の利用促進や、老人福祉センターとの連携に係る好事例を市町村が集まる少子化対策協議会で積極的に情報提供するなど、中高生の居場所づくりを進めてまいります。
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