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掲載日:2023年10月17日
Q 並木正年 議員(県民)
県道東松山鴻巣線は、東松山市から吉見町、鴻巣市に至る幹線道路であり、国道254号や国道407号に接続し、また荒川を超えた御成橋東交差点では、上尾道路とも交差する予定になっています。
現在、埼玉県では、企業立地ポテンシャルを高めるため、埼玉県の骨格を形成する主要な幹線道路である4路線、4カ所について開通年度目標を公表し、インターチェンジへのアクセス機能強化を図る道路整備が推進されており、この路線では令和3年度末の供用開始を目指して、道の駅いちごの里よしみから久米田交差点までの4車線化工事が進められています。
東松山鴻巣線の最重要課題は、河川区域である川幅日本一、2,537メートルの荒川に架かる御成橋の4車線化であり、事業に当たっては河川区域内の都市計画の変更、805メートルの御成橋とともに、横堤区間の工事が挙げられます。現在の御成橋は、55年前の昭和40年に3億8,000万円の建設費をかけて完成し、竣工式には当時の知事も出席するなど、待望の橋りょうであったことが当時の記録から見てとれます。
現在、圏央道桶川北本インターチェンジから国道17号バイパス、鴻巣市箕田交差点を結ぶ上尾道路2期工事9.1キロメートル区間の事業化によって用地買収も進んでいることから、この路線が接続する御成橋東交差点までの4車線化が待たれます。県内では東西を結ぶ路線には4車線は少なく、災害時の緊急輸送道路としても重要であることから、早期の整備が必要です。御成橋を含めた荒川河川区域内の4車線化の見通しについて、県土整備部長の見解を伺います。
A 中村一之 県土整備部長
県道東松山鴻巣線は、東松山市内の国道254号、国道407号と鴻巣市内の国道17号をつなぐ幹線道路で、国が整備を進めている国道17号上尾道路とも接続する重要な路線です。
現在、県では吉見町において4車線化事業を進めており、令和2年度は用地取得を進めるとともに、横断歩道橋の工事に着手してまいります。
御質問の荒川河川区域内の4車線化については、御成橋の構造や横堤
沿いにある家屋への影響といった課題を解決した上で、都市計画の変更が必要となります。これまで河川管理者である国と4車線化に向けた協議を進めており、令和2年度には、道路構造の検討に必要な現況測量を実施してまいります。
引き続き、国などの関係機関との調整を図りながら、まずは都市計画の変更に向けた作業を順次進めてまいります。
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