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掲載日:2023年10月23日
Q 柳下礼子 議員(共産党)
私たち日本共産党県議団は、これまでも一貫して少人数学級実現のために、あらゆる機会を通じて市民とともに行動してきました。6月定例会においては、守屋県議がコロナで不安を抱える子供たちの声を取り上げ、20人程度の学級を求めました。新型コロナウイルス感染症対策特別委員会でも秋山もえ委員が、コロナ対策のために教室内で密を避けるためにも少人数学級をと求めています。
コロナ禍の中で、教職員もSNSで発信しています。中には、こんなツイートもありました。「やっぱり分散登校よい。すごくよい。全員褒めることができる。全員と話せる。すごーくいい。疲れたけど、これが教育だと思った。幸せな気分。みんなが満足してニコニコ。20人以下だとできる」、このツイートに6万4,000の「いいね」がついています。教育長、若い教員のこのつぶやきをどう受け止めますか。
7月初め、全国知事会会長、全国市長会会長、全国町村会会長の3者が連名で緊急提言を出し、少人数編制を可能とする教員の確保を文部科学大臣に要請しました。また、経済財政諮問会議さえもが、「少人数指導によるきめ細やかな指導体制の計画的な整備について、関係者で丁寧に検討する」としました。
今、チャンスです。9月18日、東京都立大学名誉教授の乾彰夫さんはじめ教育研究者有志は、少人数学級を求める署名15万筆を文科省に提出しています。こうした流れを更に広げるためにも、教育長、国に対して、少人数学級へと学級編制の改善を強く求めていただきたい。答弁を求めます。
A 高田直芳 教育長
議員御指摘のとおり、コロナ禍の学校において、少人数によるきめ細かな指導体制の充実を求める声は、社会的に高まってきていると受け止めております。
このような中、国では、中央教育審議会の特別部会や、教育再生実行会議のワーキンググループにおいて、少人数編制に関する議論がなされ、本格的な検討が進められています。
少人数によるきめ細かな指導体制の整備は、教員の増員を伴いますので、全国的な教育水準を確保・維持していくため、国の責任においてなされるべきものと考えております。
県といたしましては、あらゆる機会を捉えて、少人数によるきめ細かな指導体制の整備に向けた教職員定数の改善について、国に強く要望してまいります。
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