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掲載日:2023年10月23日
Q 関根信明 議員(自民)
明治4年(1871年)7月、廃藩置県により川越、岩槻、忍の各県が置かれ、同年11月、従来の県を廃し、埼玉県と入間県が置かれる。明治6年、入間県と群馬県を廃し、熊谷県を新設。明治9年8月、熊谷県を廃し、埼玉県に合併し、ほぼ現在の県域となりました。つまり埼玉県誕生は、明治4年11月より150年目が来年となります。
次に、100周年記念、昭和46年の埼玉新聞の記事を見ますと、11月14日に埼玉県の満100歳の誕生日、100周年記念事業として建設した県立博物館など県施設無料開放、上尾の埼玉水上公園スケートリンク開所式など、県の花「サクラソウ」を指定。120周年記念、平成3年11月14日、県民の日に記念式典、記念の集い、フリー乗車券販売、フェスティバルなど30事業を開催、県の蝶「ミドリシジミ」、県の魚「ムサシトミヨ」を指定。140周年記念、平成23年、県庁オープンデー、施設開放、公開対談、県内の自治体・企業のキャラクターの集い、彩の国特別功労賞贈呈。
来年、2021年は、埼玉県が誕生し150年の記念すべき年であり、150周年は次の時代を見据え、心に残る、形に残る、誰もがみんなで祝う記念行事にしていかなければならないと考えます。
この8月と9月に、本庄市児玉出身で江戸時代の盲目の国学者、塙保己一翁、深谷市出身で近代日本経済の父、渋沢栄一翁、熊谷市出身で日本初の公認女医、荻野吟子女史の3大偉人の記念館を視察いたしました。来年のNHK大河ドラマでは、新1万円札の顔となる渋沢栄一翁をテーマにした「青天を衝け」が放映されます。来年は大いに埼玉県が注目される年になるのではないでしょうか。今年度から埼玉を「知る」「祝う」「伝える」という3つのコンセプトで1年前イベントの開催など、150周年記念事業を展開されると聞いております。
そこで、二点質問させていただきます。
(1)150周年にふさわしい事業の考え方、その効果や、150周年記念レガシーをどのように残していかれるのか。また、150周年記念事業について、各市町村との連携及び県民への周知活動はどのように行うのか。
(2)私案として、150周年のレガシーも含めて提案させていただきます。
1、幹線道路、商店街に150周年記念フラッグの設置。
2、150周年記念誌の発行。
3、本庁舎に3大偉人の展示・紹介のコーナーを設ける。
4、ホームページで調べましたが、埼玉県にゆかりのある偉人が、何と326人おります。その多さに驚いているところでありますが、県による新たな大偉人の発掘と観光ツーリズムの推進。
5、県本庁舎周辺での開催はもとより、岡田議員の計らいで令和会で視察を行い感動した、ところざわサクラタウン、ウェスタ川越、大宮ソニックシティ広場、鐘塚公園、熊谷スポーツ公園等、150周年記念連携事業をやってみてはと提案します。
以上、150周年にふさわしい答弁を県民生活部長にお願いします。
A 山野均 県民生活部長
まず、事業の考え方、効果、レガシー、市町村との連携及び県民への周知活動についてでございます。
先人が紡いできた豊かな自然や都市の賑わい、伝統や文化など多様な魅力を礎として、埼玉の将来を築いていくことは、埼玉の今を支える私たちの大切な使命です。
そのため150周年事業では、県民、市町村、企業、団体など、埼玉の未来を担うあらゆる主体と連携し、埼玉の魅力を創っていくことを基本的な考え方としています。
埼玉を彩る多様な個性が互いに触発しあう豊かな土壌をつくることで、新たな魅力を生み出す効果を期待しております。
さらに、埼玉を支える一人一人が、埼玉の魅力を県内外に伝え、次代につないでいくレガシーを残していきたいと考えています。
御質問の市町村との連携は特に重要です。記念事業の取組が県民一人一人に届くよう、全ての市町村に事業の協賛を働きかけております。
県民への周知につきましても、テレビ・ラジオや広報紙の他、若者に訴求力のあるWEB、SNSなども活用して幅広く情報を発信してまいります。
次に、記念フラッグなど5点にわたる議員からの御提案についてです。
1点目、記念フラッグについては各地の商店街などに協力を働きかけます。
2点目、記念誌につきましても民間企業とタイアップでの発行など、検討いたします。
3点目、本庁舎への3大偉人の展示、紹介コーナーの設置につきましては、令和3年11月の県民の日を中心にパネル展を行い、一層の周知を図ります。
4点目、新たな大偉人の発掘については、知名度だけではなく地域に根差した功績がある埼玉ゆかりの偉人の掘り起こしを行います。
また、市町村と連携し、偉人ゆかりの場所と地域の食や立ち寄りスポット等を組み合わせる、このような観光による集客にもつながるよう努めます。
5点目、ところざわサクラタウンなど県内各地の施設でも150周年事業を実施していただけるよう、企業・団体に働きかけます。
150周年事業が新たな埼玉づくりの起点となるよう県民、市町村、企業、団体など埼玉を支えるあらゆる皆様と共に取り組んでまいります。
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