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掲載日:2023年7月10日
Q 高木真理 議員(民主フォーラム)
本県の県立図書館は、3館体制から1館に集約して新図書館へ再編するという方針で、上田知事時代に進められ、平成26年10月には新県立図書館在り方検討有識者会議の提言も出されたところですが、その後の進展がないまま現在に至っています。現場の御努力で現存2館に旧玉川工業高校を利用した外部書庫を加え、県民へのサービスを展開、市町村図書館の支援業務もこなしていただいています。
しかし、やはりこれは最終形として目指されたものではなく、途中経過としての形と認識しています。昨年の知事選の公約に県立図書館をめぐる記述がなかったので、私も、大野さんは県立図書館についてはどういう構想をお持ちなのだろうかという質問をいただく機会があっても答えることができなかったのですが、いつまでも県立図書館という県民にとって重要な施設の構想の時が止まったままになっていていいはずがありません。
年月がたっていくことで県立図書館の構想にも、時代の要請に応じた新しいものを付加していくことができます。ビジネス支援を加速するとしたら何ができるのか、デジタルアーカイブについてどう考えるのか、インターネット環境をどう活用する図書館にするかなど、新たな示唆が出てまいります。知事は、県立図書館の建設についてどのようなお考えをお持ちか伺います。
以上、御答弁よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。
A 大野元裕 知事
私も、去る6月7日に県立熊谷図書館を訪問し、新型コロナウイルス感染症防止対策を確認すると同時に、県立図書館の現状や今後の在り方について考えたところであります。
図書館は、県民の学習活動や社会経済活動を支える重要な社会基盤であります。
そのため、県立図書館の整備に当たっては、平成26年10月の有識者会議の提言を踏まえ、さらには、時代の要請に応じた新しいニーズを取り込み、その役割や機能について、議論を進めていく必要があると考えております。
例えば、これからの図書館は、県民お一人お一人のニーズに対応した情報をより的確に提供していくために、ICTやAIなどの技術を最大限に活用することが重要と考えます。
また、将来の予測が難しい社会において、私たちは膨大な知識・技術の中から必要な情報を選び出し、自ら問いを立て、そして、その解決を図りながら、未来を切り開いていく必要があります。
県民同士が議論したり、協働したりするなど、様々な交流活動を通して、新しい価値を生み出す場としての県立図書館の機能も検討しなければならないと思います。
「日本一暮らしやすい埼玉県」の魅力となるような、新しい形の埼玉県立図書館の実現を目指し、このような観点から、まずは教育委員会においてしっかりと検討をしていただきたいと考えております。
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