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掲載日:2024年10月8日

平成30年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(秋山文和議員)

旧岩槻特別支援学校の活用で近隣特別支援学校の過密解消を急げ

Q   秋山文和   議員(共産党

県南部、とりわけさいたま市周辺の特別支援学校で知的障害の児童生徒数の増加が止まりません。春日部特別支援学校は2009年の238人から今年345人、上尾かしの木特別支援学校は177人から355人というひどい過密状態です。そのうち、さいたま市からの通学する児童生徒は春日部が全体の3分の1、上尾かしの木は3分の2を占めます。今後もまだまだ増えることが予想され、両校の過密解消のためにさいたま市の児童生徒が通う特別支援学校を早急に整備すべきと考えますが、今後の見通しについて教育長よりお答えください。
先日、旧岩槻特別支援学校を見てきました。閉校後1年9か月が経過しましたが、まだまだ十分活用できるとの確信を持ちました。給食調理室やバス乗降場などの新設、建物の改修などがもちろん必要ですが、やる気になれば十分解決できます。特別支援学校の過密対策は待ったなしです。貴重な教育資源である旧岩槻特支をそのまま取り壊すことなく、春日部、上尾かしの木などの近隣特支の過密解消のために活用することを改めて強く求めるものです。教育長の答弁を求めます。

A   小松弥生   教育長

まず、さいたま市に在住する特別支援学校の児童生徒増への対応につきましては、さいたま市とも教育環境の整備に関する意見交換を行い、その対策を働きかけるとともに、今後の対策について連携を図ってまいります。
また、今後、県で策定する特別支援教育の環境整備に関する計画の中でも検討してまいります。
次に、旧岩槻特別支援学校の活用につきましては、春日部特別支援学校と上尾かしの木特別支援学校の過密解消のため、有力な対策の一つになると考えております。
しかしながら、旧岩槻特別支援学校は、比較的小規模な施設でございます。
施設の活用にあたりましては、議員お話の給食調理室やバス乗降場などを含め、新たな施設・設備の整備や建物の増改築が必要になるため、今後、こうした課題について検討してまいります。

再Q   秋山文和   議員(共産党

 旧岩槻特支の施設を利用したらいいんじゃないかと、その周辺の。これ今後どんどん増えていくから、上尾も春日部も、早急にその見通しをとお尋ねをしたんですが、昨日も今日も見通しについて全く不明だというのが聞いていた方の印象だと思うんですよね。そこが昨日から今日の答弁の一番の問題点で、昨日はしっかりした計画を出すのに戸惑っているというんですね。かっちりした計画を出したくないと、そうおっしゃっていました、出すことにちゅうちょしていると。それを聞けば、生徒も教職員も保護者も、何の計画も見通しもないんだなと、これはもうお先真っ暗ということになっちゃいますよ。そこを明確に述べなければ、行政の怠慢のそしりは免れないと思うんですね。今、昨日から今日にかけて、そこを明確に、いつどういう形でということが一つです。
そして、もう既に上尾かしの木、春日部特支、満杯なんですよ。これは総合的な計画というよりも、ピンポイントでそこの解決をどうするかというのは、また別にもっと緊急性があると、このように考えているんです。そこにちょうど、1年9か月たちましたけれども、ちょっとした手直しや増設などで、すぐに100や200の規模の特支ができるじゃないかと。もう本当に、一歩も二歩も下がってですね、こういう提案をしているわけですから、そこを明確に、期日を明確にしていただくことが私は必要じゃないかと思いますので、その点もう一度お答えいただきたいと。

再A   小松弥生   教育長

 現在、さいたま市内に在住している、特別支援を必要とする子供たちが非常に増えていて、その対策が必要だと、本当に喫緊の課題になっているということは私共も認識をしております。
それで、御指摘の旧岩槻特別支援学校の活用というのも、全く新しく作るよりは、財政的にも有利でありますので、大きな可能性を持っていると考えております。
それ以外の方策についても併せて、今どのようなことができるか、いくつかの案は教育委員会の中で持っております。
旧岩槻特別支援学校につきましても、増改築に係る財政負担があるということ、それから道路とか、また土地利用に関して教育委員会だけで決めることのできない部分があるということから、いつということは今、お答えはできませんけれども、なるべく早急に検討を進めてまいりたいと考えております。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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