トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 平成29年12月定例会 > 12月13日(水曜日) > 美田宗亮(自) > 平成29年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(美田宗亮議員)

埼玉県議会 県議会トップ画像

ここから本文です。

ページ番号:118884

掲載日:2023年12月1日

平成29年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(美田宗亮議員)

児童・生徒の学力向上について

Q   美田宗亮議員(自民)

私は、教育こそ国の根幹をなすものであり、将来の日本を担う子供たちが豊かな人生を切り開き、永続的に繁栄を続けるための礎であると考えております。変化の激しい社会を子供たちが主体的、創造的に生き抜いていくためには、確かな学力を身に付けさせることが重要であります。その教育方法の一つに一貫教育がありますが、人口減少時代で自治体間の選別があらわになる中、有力な選択材料になるとして取り組む自治体が増えております。そんな中、先日、小中一貫の義務教育学校を春日部市で、中高一貫の中等教育学校をさいたま市で開校するとの報道がありました。これを教育長はどう評価されますでしょうか、併せてお伺いをいたします。
さらに、子供たちの学力向上のためには、学校における指導に加えて、家庭での取組も重要だと考えております。平成29年度全国学力・学習状況調査の結果からは、学校の授業時間以外の家庭での勉強時間が多い子供ほど学力が高い状況でありました。一方で、テレビゲームをする時間が多い子供ほど学力が低い状況でありました。こうしたことからも、学力向上の鍵は家庭での過ごし方にあると考えております。
全国学力・学習状況調査で、常に良い成績である秋田県では小学校1年生の段階から保護者の協力を得て家庭学習の習慣化を図っているとのことです。家庭で学習するといったことが地域社会全体に根付いているのだと思います。
そこで、県としては家庭での学習習慣や環境を一層充実させるためにどのように取り組んでいくのか、教育長にお伺いをいたします。

A   小松弥生   教育長

まず、「小中一貫の義務教育学校と中高一貫の中等教育学校が開校することをどう評価するのか」でございます。
春日部市では平成31年4月に、小学校・中学校の9年間を一貫して継続指導ができる義務教育学校を開校する予定であると聞いております。
また、同時期に、さいたま市で、中学校と高等学校を1つの学校として6年間を一体として教育を行う中等教育学校を開校すると聞いております。
これら2つの市が地域の教育力を高める観点から、地域の実情に応じて創意工夫を凝らした取組をしていることは評価できると思います。
次に、「家庭での学習習慣や環境の充実について」でございます。
全国学力・学習状況調査の本県の結果では、小学生について、学校の授業以外に1日あたり1時間以上勉強する者の方が、全くしない者よりも、全ての教科で正答率が10ポイント以上高くなっております。
本県独自の学力・学習状況調査からは、家庭での生活習慣や家族のふれあいなどが、子供たちの自己肯定感や学習意欲に深く関わっていることが分かりました。
そこで県では、本年3月に、子供たちの学ぶ喜びや意欲を高めることを目指した「埼玉県家庭学習支援プログラム集」を作成し、県内の小学校に配布いたしました。
このプログラムを使って保護者に指導・助言する「埼玉県家庭学習アドバイザー」を148名養成いたしまして、小学校等に派遣しております。
県では、このプログラム集を活用して、保護者の方に子供たちの努力や学ぶ姿勢を認めることの大切さを理解していただき、家庭での学習習慣や環境を一層充実させてまいります。
今後とも、市町村教育委員会、学校、家庭と一体となって、子供たちの学力向上にしっかりと取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?