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掲載日:2022年10月11日
Q 藤林富美雄議員(公明)
この路線は、本県の南部地域から東部地域に至る主要幹線道路であります。既に全線開通している都市計画道路新浦和越谷線は、国道463号のバイパスとして交通渋滞の緩和が図られたところであります。しかし、国道4号の東側から野田橋までの整備状況については部分的な供用開始となっている状況であり、道路整備に伴う歩行環境の改善、交通渋滞の緩和、さらには経済的な効果が生かされていない状況であります。
特に、長い間の懸案事項であります国道4号から東武鉄道までの元荒川工区の取組であります。この元荒川工区の整備手法については、平成22年2月定例会において、元荒川の左岸側案、右岸側案、地下案など6つの案があり、この中で実行可能性のある最適案を絞り込み、地域住民や各種団体の方々との合意形成が図られるよう地元調整に努めていくと、当時の県土整備部長は答弁をされております。
既に本会議における議会答弁から6年を経過しております。6ルート案の絞り込みについて、現在どのように合意形成に向けた取組がされているのでしょうか、その取組内容についてお伺いをいたします。
また、都市計画の変更や地元との調整等を行うために、県と市による合同プロジェクトチームを組織化し、早期の事業化を促進すべきと考えますが、併せて県土整備部長の見解をお伺いをいたします。
A 浅井義明 県土整備部長
この道路は、越谷市内の国道4号を起点として松伏町、吉川市、さらには千葉県野田市に至る全長8.3キロメートルの重要な幹線道路であり、これまでに約4.2キロメートルの整備が完了しております。
未整備区間のうち、お話の元荒川工区、約1.3キロメートルにつきましては、元荒川の堤防と都市計画決定ルートの一部が重なるため河川計画との整合や景観の保全、沿道住宅地への影響など多くの課題がございます。
平成14年度には、周辺自治会や北越谷桜保存会等で構成されている浦和・野田バイパス問題連絡協議会が発足し、これまで定期的に意見交換を行ってまいりました。
また、県では平成17年度に越谷市とともに浦和野田線元荒川工区検討会を設置して様々な代替ルート案の比較検討を行い、平成21年度に6つのルート案を選定いたしました。
まず、ルート案の絞り込みに関する合意形成に向けた取組についてでございます。
これまでの協議会との意見交換や平成25年度に施行された越谷市景観条例を踏まえ、元荒川の治水機能の確保と景観保全を前提に、県において6つのルート案から実現可能性のある3つの案に絞り込んでまいりました。この間、この路線の全体の整備に向けて、まずは越谷市と松伏町とのアクセス強化を図るため、市町境を挟んだ約1.3キロメートル区間の整備を重点的に進めてきております。
残る未着手区間は約3割、約2.8キロメートルとなりましたことから、元荒川工区についても事業化に向けてルートを決定すべき時期にきているものと認識しております。
今後、元荒川工区の最終案の選定に向けて、越谷市と沿道住宅地への対応や地域住民等との合意形成の方法について調整を進めてまいります。
次に、県と市による合同プロジェクトチームの組織化による事業化の促進についてでございます。
既に、県と市による元荒川工区検討会が設置されておりますので、今後はこの検討会を充実させ、一層連携を図りながら、最終ルート案を選定し、地域住民等との合意形成を図ってまいります。
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