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掲載日:2024年6月4日
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【令和6年6月4日更新】「食中毒の発生状況」の表及び本文を更新しました。
食中毒は大きく分けると、微生物による食中毒と化学物質や自然毒、寄生虫による食中毒があります。
微生物による食中毒は、細菌、ウイルス等が原因です。
発生日 | 発生場所 | 摂食者数(人) | 患者数(人) | 原因食品(推定含む) | 病因物質 |
---|---|---|---|---|---|
4月29日 |
熊谷市 |
7 |
6 |
鶏チャーシュー及び生卵(まぜそば) |
サルモネラ属菌 |
11月5日 |
熊谷市 |
11 |
6 |
不明(11月2日に調理提供された料理) |
カンピロバクター ・ジェジュニ |
11月28日 |
熊谷市 |
4 |
1 |
寿司(キンメダイ、アジ等) |
アニサキス |
12月11日 |
久喜市 |
1 |
1 |
ふぐの刺身(魚種不明) |
動物性自然毒 |
1月2日 |
鶴ヶ島市 |
20 |
9 |
持ち帰り鮨、ねぎとろ巻き |
ノロウイルス |
1月15日 |
朝霞市 |
14 |
9 |
不明(1月14日に調理提供された昼食) |
ノロウイルス |
1月26日 |
不明 |
1 |
1 |
1月25日に喫食した刺身 |
アニサキス |
2月1日 |
上尾市 |
481 |
72 |
里芋と野菜の含め煮(病院給食) |
ウエルシュ菌 |
3月16日 | 上尾市 | 49 | 31 |
牡蠣とカルパッチョのシーフードプラッター |
ノロウイルス |
ここでは、細菌性食中毒を中心に説明します。
動物の腸管内や河川水などに広く分布し、鶏肉、豚肉、牛肉等の食肉や鶏卵を汚染していることが多いです。肉や卵は十分に加熱しましょう。
【症状】発熱(38~40℃)、腹痛、下痢、サルモネラ エンテリティディスでは全国の発生統計で死亡例あり
【潜伏期間】約8~72時間
鶏、豚、牛等の家畜や家きん、野生動物などの腸管内に常在しており、特に鶏肉の汚染が多くなってます。
食品中では増えませんが、少量の菌で発症します。肉・レバーを生で食べることは避け、十分な加熱を行いましょう。
【症状】発熱(38~39℃)、頭痛、下痢(激しい症状となることが多い)
【潜伏期間】約1~4日
自然界や動物の腸管内に多く、熱(100℃、1~6時間)に耐える芽胞の形で存在します。
加熱調理では食品を汚染した芽胞を完全に死滅させることができません。煮物やカレー等の加熱調理した食品は、早めに食べましょう。保存する時は速やかに冷まし、食べる時に再加熱しましょう。
【症状】腹痛、下痢
【潜伏期間】約6~18時間
※ 潜伏期間:原因食品を食べてから、症状がでるまでの時間
1.食中毒菌を食品につけない
2.食品中で食中毒菌を増やさない
3.食品は、可能な限り加熱して食べる
ノロウイルスの特徴や予防方法については、以下のページで説明しています。
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