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掲載日:2022年12月15日
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この法人は、児童・青少年等に対して、地域住民とのふれあいと食を通じた健やかな生活を提供し、誰もが豊かに暮らせる地域社会を、人々の支え合いにより創造することで、福祉の増進に寄与することを目的に活動しています。
令和4年11月18日、東松山市の子ども食堂チ・アモさんを訪問し、活動の様子を見学させてもらいました。
当法人は、平成31年に設立した比較的新しい法人ですが、子ども食堂の活動自体は、法人化する前から合わせて約7年間継続して行っています。
現在は、毎週金曜日夕方に、主に近隣の小中学校の子供たちを対象として、子ども食堂活動を行っています。料金は小中学生であれば1回300円、大人であれば500円とのこと。近隣で家庭菜園をやってる方から野菜の寄付をいただいたり、企業から食品の寄付をいただいたり、地域の人々の協力を得ながら活動をしていると言います。
この日は、手打ちのうどんを自分で作って食べるイベントを行っていました。この日集まった子供たちは5名。皆さん楽しそうにうどんを作っており、非常に賑やかな様子でした。
法人代表の高橋さんにこのような活動を始めたきっかけを伺いました。
「テレビで子供たちの貧困の現状を知ったことがきっかけです。学童保育の指導員や居酒屋を経験していたという事もあり、子ども食堂であれば私にもできると思い活動を始めました。元々、中古住宅を購入していたので、そこを活動の拠点としています。最初は子供たちを集めるために駄菓子屋を始め、この場所を知ってもらいました。徐々にこの場所に子供たちが集まるようになり、現在は毎週たくさんの子供たちがご飯を食べに来ています。」
実際に利用する子供たちの中には、普段は家に帰ってからお腹を空かせて家族の帰りを待っていたり、コンビニのお弁当で済ませてしまう子供もいると言います。しかし一方で、子ども食堂は必ずしも貧困世帯の子供たちだけが利用するところではないと代表は言います。時には仕事から帰ってきて、親が少し休みたいという時に子供たちを預けられる場所として利用したり、あるいは、子供たちの学校や学年を超えたつながりをつくる場としての利用もあります。子ども食堂チ・アモでは、他の平日にも毎日のように子供たちが訪れ、宿題をやったり本を読んだりと子供たちのコミュニティが出来上がっているようでした。
最後に代表に今後の法人の抱負についてお伺いしました。
「子ども食堂は子供たちの居場所となっている一方でそこまで世間に浸透していないので、学区ごとに子ども食堂があるような地域を目指して活動していきたいです。」
今回の取材を通して、地域における子ども食堂の役割の大きさ、食を通じた繋がりの大切さを改めて実感しました。また、子供たちの喜ぶ姿や子供同士のふれあいの様子を見て、大変元気をもらうことができました。
子ども食堂チ・アモの活動にご興味を持たれた方は、是非下記の法人データをご覧ください。
コロナ禍の中子ども達はお婆ちゃん、おじちゃん今日の夕飯なに?と言って元気よく通って来ます。お喋りもいっぱいします。中学生が来ると1升炊いた御飯はあっと言う間に無くなります。作り甲斐があるという事です。東松山市には小学校が11校あります。子ども食堂として起動しているのは僅か3か所。
せめて各学校区ごとに子ども食堂を、と子ども食堂応援プロジェクトを有志で立ち上げました。3か所だけでは大きな力にはなりません。子ども食堂をやってみたい、私にも出来るかしら、と思っている方々連絡を下さい。有志一同待っております。街中隅から隅まで子ども達の笑顔があふれるように。お婆ちゃん、おじさんパワーを発揮しませんか?
私料理下手なんです。でも愛(chi.amo)をいっぱい振り掛けています。
名称:特定非営利活動法人子ども食堂チ・アモ(「埼玉県NPOコバトンびん」のページへリンク)
住所:埼玉県東松山市大字石橋1747番地16
ホームページ:https://kodomoshokudou-ciamo.jimdosite.com/(別ウィンドウで開きます)
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