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掲載日:2022年3月11日
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本県では、農林業・農山村の持続的な発展を図るため、令和3年度から5年間に取組むべき施策を「埼玉県農林水産業振興基本計画」にまとめています。
埼玉地域森林計画は、森林法(昭和26年法律第249号)第5条第1項の規定に基づき、県内の民有林について、森林整備及び保全の目標等を定める計画で、県内各市町村が策定する市町村森林整備計画の当たっての指針となるものです。
針葉樹や広葉樹の育成等による多様な森林整備や、手入れの遅れている森林の間伐を促進し、森林の持つ水源かん養機能及び二酸化炭素の吸収・貯蔵機能などの公益的機能の増進を図ります。
水源地域の森林を取得し、公的な管理の下に整備・育成して森林のもつ水源かん養機能等の公益的機能を高めながら樹齢100年以上の高齢林を造成し、保全するとともに、県民が快適かつ安全に自然と触れ合える保健休養やレクリエーションの場としての活用を図ります。
近年の木材価格の低迷等により、林業経営意欲が低下し、また林業従事者が減少・高齢化しています。森林の適正な管理と林業の活性化を図る担い手を確保するため、森林組合の育成強化や林業経営者の経営基盤の強化と林業従事者の就労条件の改善を図り、若い人たちが林業に携わることができるように林業経営者の事業の合理化、雇用条件の改善などにより、担い手を育成確保します。
森林管理道※は、適切な森林整備の推進や林業経営の効率化をはじめ、山村地域の生活道や災害時の迂回路としても大きな役割を果たしています。本県では、平成88年度までに1,510キロメートルの森林管理道等を整備することを目標としており、平成28年度末までに886キロメートルを整備しました。
※林道の役割が、林業の振興から森林の有する多面的機能を促進する施設へと変化していることから、本県では施設の機能をより的確に表現するため、林道のことを「森林を管理するための道」という意味で、森林管理道と呼称しています。
健全で活力ある森林が災害を防いでいます。山が崩れた所や荒廃した渓流などに治山施設等を整備して、森林を回復させます。また、県土の保全や水源かん養等の森林の公益的機能の向上を図るため、保安林の適正な配備と維持管理を進めます。
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