第18回(令和元年度)渋沢栄一賞の受賞者について
渋沢栄一賞は、多くの企業の設立や育成に携わる一方で、福祉や教育などの社会事業にも尽力した渋沢栄一の生き方や功績を顕彰するとともに、今日の企業家のあるべき姿を示すため、渋沢栄一の精神を今に受け継ぐ全国の企業経営者を表彰するものです。
令和初となる第18回渋沢栄一賞の受賞者2名を決定しました。(受賞者は五十音順です。)
受賞者及び受賞理由
関 正夫(せき まさお)氏
関彰商事株式会社(茨城県筑西市) 代表取締役会長

会社概要
総合商社 1908年創業 従業員数2,353人
優れた経営
- 1964年の社長就任以降、石油製品販売業から事業領域を拡大し、総合商社として成長
- 茨城県を中心に250拠点、グループ企業20社、グループ売上高1,780億円にのぼる事業を確立
社会への貢献
- 関彰育英会を設立し、給付型奨学金により学費援助を実施、これまで150人以上の奨学生に1.5億円を支給
- セキショウふれあい基金を設立し、身近な社会福祉活動を支援、これまでの寄付総額は約8,000万円
- スポーツ、科学、芸術振興等にも貢献活動を実施
似鳥 昭雄(にとり あきお)氏
株式会社ニトリホールディングス(北海道札幌市) 代表取締役会長兼CEO

会社概要
家具・インテリア商品小売業 1967年創業 従業員数27,506人
優れた経営
- 創業者として、関連会社は国内外に19社、600店舗を有する日本を代表する企業に成長
- グループ売上6,081億円、経常利益1,030億円で、32期連続の増収増益を達成中
社会への貢献
- 個人保有株式を寄付し似鳥国際奨学財団を設立、40の国と地域の延べ5,700人に給付型奨学金を累計27.9億円支給
- 北海道応援基金や似鳥文化財団を設立し、文化・伝統、環境保護等、延べ1,200を超える団体の活動を支援
- 災害被災地への支援活動やスポーツ支援活動も実施