ページ番号:250892
掲載日:2024年12月20日
ここから本文です。
県では「埼玉県ケアラー支援条例」に基づき、「第2期埼玉県ケアラー支援計画」を策定しました。
本県は、団塊の世代全てが後期高齢者となる令和7年(2025年)、団塊ジュニア世代 が65歳以上の高齢者となる令和22年(2040年)に向け、現役世代人口が減少する一方で、介護ニーズの高い85歳以上の高齢者人口が全国トップクラスのスピードで増加することが見込まれています。それに伴い介護が必要になる方や高齢者を介護するケアラーの増加が見込まれています。また、高齢者以外にも障害児者、医療的ケア児、高次脳機能障害の方、難病の方など、ケアが必要な方が医療技術の進展等により増えています。
一方で、単独世帯や共働き世帯の増加、核家族化や少子高齢化の進行等、これまで介護の担い手とされていた家族の状況も大きく変わっており、ケアラー一人あたりの負担は増加しています。そうした中、社会においては依然として「家族が介護するのは当たり前」という考え方が根強く存在しています。そのため、ケアラーが孤立し、悩みを声に出しにくい環境となっています。
また、18歳未満のヤングケアラーの存在も明らかとなっています。ヤングケアラーは家庭環境により必然的に介護や援助を行っている場合が多く、ケアラーとしての自覚がないまま将来のための大切な時間をケアに費やしている可能性があります。そして、その悩みは18歳を超えてもなお続いていきます。
さらに、介護と両立できずに仕事を辞めてしまう、いわゆる「介護離職」の問題は、多くの働く世代の方だけでなく、人手不足の中、企業側にとっても経営課題となってきています。
このような状況を踏まえ、引き続きケアラーの支援に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために、「第2期埼玉県ケアラー支援計画」を策定することとしました。
埼玉県ケアラー支援条例第9条に規定する「ケアラーの支援に関する推進計画」として策定します。
県の総合計画である「埼玉県5か年計画」の分野別計画としての位置付けです。
「埼玉県地域福祉支援計画」、「埼玉県高齢者支援計画(埼玉県認知症施策推進計画)」、「埼玉県障害者支援計画」、「埼玉県子育て応援行動計画」等の各個別計画との連携・整合を図りながら、高齢者、障害者、児童等の福祉の各分野のほか、保健医療、産業労働、教育等の各分野の共通的な事項を横断的に記載します。
令和6年度から令和8年度(2024年度~ 2026年度)までの3年間とします。
「全てのケアラーが個人として尊重され、健康で文化的な生活を営むことができる社会の実現」
第2期埼玉県ケアラー支援計画の策定にあたって、県民コメント制度に基づき意見を募集した結果、個人7名及び1の団体から25件の意見、提案が寄せられました。
令和6年1月5日(金曜日)~令和6年2月5日 (月曜日)(必着)
個人 | 団体 | 合計 | |||
人数 | 件数 | 団体数 | 件数 | 人(団体)数 | 件数 |
7 | 22 | 1 | 3 | 8 | 25 |
区分 | 件数 | |
A | 意見を反映し、案を修正したもの | 0 |
B | 既に案で対応済みのもの | 11 |
C | 案の修正は行わないが、実施段階で参考とするもの | 10 |
D | 意見を反映できなかったもの | 2 |
E | その他 | 2 |
合計 | 25 |
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください