トップページ > 健康・福祉 > 福祉 > ケアラー(介護者等)支援 > 第261回簡易アンケート「ケアラー及びヤングケアラーについて」の結果を公表しました
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調査時期:令和6年10月3日(木曜日)~10月9日(水曜日)
調査方法:インターネット(アンケート専用フォームへの入力)による回答
対象者:県政サポーター(3,505人)(うち県内在住(3,248人))
回収率:70.4%(回収数2,467人)(うち県内在住70.2%(回収数2,279人))
回答者の属性:(百分率表示は、小数点以下第2位を四捨五入したため、個々の比率の合計は、100%にならない場合がある。)
人数(人)(うち県内在住) | 比率(%)(うち県内在住) | |
全体 | 2,467(2,279) | 100.0(100.0) |
年齢 | 人数(人)(うち県内在住) | 比率(%)(うち県内在住) |
16~19歳 | 11(11) | 0.4(0.5) |
20~29歳 | 90(78) | 3.6(3.4) |
30~39歳 | 239(213) | 9.7(9.3) |
40~49歳 | 439(402) | 17.8(17.6) |
50~59歳 | 693(642) | 28.1(28.2) |
60~69歳 | 508(470) | 20.6(20.6) |
70歳以上 | 487(463) | 19.7(20.3) |
職業 | 人数(人)(うち県内在住) | 比率(%)(うち県内在住) |
個人事業主・会社経営者(役員) | 243(226) | 9.9(9.9) |
家族従業(家業手伝い) | 14(12) | 0.6(0.5) |
勤め(全日) | 911(824) | 36.9(36.2) |
勤め(パートタイム・アルバイト) | 418(395) | 16.9(17.3) |
専業主婦・主夫 | 362(337) | 14.7(14.8) |
学生 | 43(36) | 1.7(1.6) |
その他、無職 | 476(449) | 19.3(19.7) |
性別 | 人数(人)(うち県内在住) | 比率(%)(うち県内在住) |
男性 | 1,270(1,168) | 53.8(53.5) |
女性 | 1,057(982) | 44.8(45.0) |
回答なし | 34(33) | 1.4(1.5) |
※任意回答(総数:2,361人(2,183人))
令和2年3月に制定された「埼玉県ケアラー支援条例」では、ケアラーを、高齢、身体上又は精神上の障害又は疾病等により援助を必要とする親族、友人、その他の身近な人に対して、無償で介護、看護、日常生活上の世話その他の援助を提供する方と定義しています。また、ケアラーの中でも18歳未満の方を特にヤングケアラーと定義しています。
ケアラー及びヤングケアラーには、仕事や学業との両立や自分の時間が取れないなど様々な負担があるにも関わらず、社会的に十分に理解されているとは言えず、孤独やストレスを抱えたまま生活している方が多くいます。
県政サポーターの皆様に、ケアラーに関する認識や支援のあり方などについてご意見を伺い、今後の参考とさせていただくため、アンケートを実施しました。
担当課
福祉部 地域包括ケア課 地域包括ケア担当 電話:048-830-3266(E-mail:a3250-03@pref.saitama.lg.jp)
→『知っている(計)』が8割半ば(84.5%)
質問1
あなたは「ケアラー」という言葉を知っていますか。
質問1にて、「ケアラー」という言葉を知っているか尋ねたところ、「よく知っている」(25.4%)と「ある程度は知っている」(59.1%)を合わせた『知っている(計)』が8割半ば(84.5%)であった。
→『知っている(計)』が8割半ば(85.8%)
質問2
あなたは「ヤングケアラー」という言葉を知っていますか。
質問2にて、「ヤングケアラー」という言葉を知っているか尋ねたところ、「よく知っている」(28.0%)と「ある程度は知っている」(57.8%)を合わせた『知っている(計)』が8割半ば(85.8%)であった。
→「いいえ」が8割強(82.8%)
質問3
あなたご自身は、現在ケアラー又はヤングケアラーですか。または過去にそうでしたか。(あてはまるものすべて)
質問3にて、自分自身が現在ケアラー又はヤングケアラーか、あるいは過去にケアラー又はヤングケアラーであったかを尋ねたところ、「いいえ」と回答した方が最も多く、8割強(82.8%)であった。次いで「ケアラーである(であった)」が1割半ば(14.8%)、「ヤングケアラーである(であった)」が1割未満(3.5%)であった。
→「ある」が5割強(53.3%)
質問4(質問3で「ケアラーである(であった)」、「ヤングケアラーである(であった)」と回答した方にお伺いします)
ケアの悩みを家族以外の誰かに相談したことはありますか。
質問3で「「ケアラーである(であった)」、「ヤングケアラーである(であった)」と答えた方へ、質問4にて、ケアの悩みを家族以外の誰かに相談したことがあるか尋ねたところ、「ある」が5割強(53.3%)であった。ただし、「ない」も4割半ば超(46.7%)と、半数近くの方が家族以外への相談経験がなかった。
→「経済的支援」が6割弱(58.6%)
質問5(質問3で「ケアラーである(であった)」と回答した方にお伺いします)
ケアラーに対する必要な支援・環境はどのようなものだと思いますか。(あてはまるものすべて)
質問5にて、ケアラーに対する必要な支援・環境はどのようなものだと思うか尋ねたところ、「経済的支援」が最も多く6割弱(58.6%)であった。次いで、「気軽に休息や睡眠がとれる機会の確保」が5割半ば超(56.5%)であった。
→「信頼して見守ってくれる大人がいる環境」及び「家事のサポート」が6割半ば超(66.3%)
質問6(質問3で「ヤングケアラーである(であった)」と回答した方にお伺いします)
ヤングケアラーに対する必要な支援・環境はどのようなものだと思いますか。(あてはまるものすべて)
質問6にて、ヤングケアラーに対する必要な支援・環境はどのようなものだと思うか尋ねたところ、「信頼して見守ってくれる大人がいる環境」及び「家事のサポート」が同率で最も多く6割半ば超(66.3%)であった。次いで、「ケア(介護・看護・身のまわりの世話等)のサポート」が6割(60.0%)であった。
→「何もしていない」が5割強(50.3%)であった。
質問7
家族の介護に備えて準備をしていることはありますか。(家族の介護の経験がある方は、介護をする前に準備していたことがあるかお答えください。)(あてはまるものすべて)
質問7にて、家族の介護に備えて準備していることはあるか尋ねたところ、「何もしていない」が最も多く5割強(50.3%)であった。次いで、「介護保険制度や介護施設などを調べた」が2割強(20.7%)であった。
→『知っている(計)』が5割強(53.5%)
質問8
あなたは「地域包括支援センター」という機関を知っていますか。
※地域包括支援センターとは、介護予防サービスの相談など高齢者に関する様々な相談に応じ、必要なサービスにつないだり、権利や安全を守る制度の案内などをしている機関で、各市町村が設置しています。
質問8にて、「地域包括支援センター」を知っているか尋ねたところ、「よく知っている」(20.6%)と「ある程度は知っている」(32.9%)を合わせた『知っている(計)』が5割強(53.5%)であった。反対に、「聞いたことはあるがよく知らない」(29.6%)及び「全く知らない」(16.9%)と答えた方も多く、半数近くは知らないと回答している。
→「知っている」が7割半ば超(76.8%)
質問9(質問8で「よく知っている」または「ある程度は知っている」と回答した方にお伺いします)
あなたは、地域包括支援センターは要介護状態の家族の有無に関わらず、介護が必要になる前でも(介護のことが気になるといった段階でも)相談ができる機関であることを知っていますか。
質問8で「よく知っている」「ある程度知っている」と答えた方へ、質問9にて、地域包括支援センターが介護が必要になる前でも相談できる機関であることを知っているか尋ねたところ、「知っている」が7割半ば超(76.8%)であった。
→『知らない(計)』が8割強(83.6%)
質問10
あなたは「介護者サロン」を知っていますか。
※介護者サロンとは、ケアラーの方同士が気軽に集まり、何でも話し合える場です。
質問10にて、「介護者サロン」を知っているか尋ねたところ、「聞いたことはあるがよく知らない」(28.2%)と「全く知らない」(55.4%)を合わせた『知らない(計)』が8割強(83.6%)であった。
→『そう思わない(計)』が6割強(61.5%)
質問11
あなたは、要介護者の介護は、家族で行う方が望ましいと思いますか。
質問11にて、要介護者の介護は家族で行う方が望ましいと思うか尋ねたところ、「そう思わない」(46.6%)と「全くそう思わない」(14.9%)を合わせた『そう思わない(計)』が6割強(61.5%)で」あった。
→「テレワークや時短勤務などの柔軟な働き方ができる職場環境がない」が4割強(42.8%)
質問12
あなたが仕事をしながら介護をすることになったとき、仕事と介護の両立のための課題になることは何だと思いますか。(家族の介護の経験のある方は、介護をしているときに課題となったものについてお答えください。)(あてはまるものすべて)
質問12にて、仕事をしながら介護をすることになったとき、両立のために課題になることは何か尋ねたところ、「テレワークや時短勤務などの柔軟な働き方ができる職場環境がない」が最も多く4割強(42.8%)であった。次いで、「時給制労働の場合、介護に時間が割かれると所得が下がってしまう」が3割半ば超(37.6%)であった。
質問13
ケアラー及びヤングケアラー支援施策に対して期待することやご意見・ご要望などありましたら、ご自由にお書きください。
<主なご意見>
※上記を含め、計577件の貴重なご意見をいただきました。アンケートへのご協力ありがとうございました。
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