トップページ > くらし・環境 > 防災・消防 > 防災対策 > 日頃の備え(自助・共助) > (1)家具の固定 ~命を守る3つの自助の取組~
ページ番号:29444
掲載日:2024年2月5日
ここから本文です。
マグニチュード7クラスの首都直下地震は今後30年以内に70%の確率で発生し、最新の埼玉県被害想定調査結果では、県南東部の11市区に震度6強の揺れが発生すると想定されています。
首都直下地震の被害イメージと近いとされている阪神・淡路大震災では死者数は6,434人に及び、死者の80%以上が家屋の倒壊や家具等の転倒による圧迫死でした。“自分の命、安全は自分で守る”ためには、必ず家具や家電製品の固定をしておきましょう。
※出典:東京消防庁『家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック』
原則は、L型金具等で壁下地(柱、間柱、胴縁等)にネジで固定する。
それが難しければ、ポール式器具(つっぱり棒)とストッパーないしマット式器具を組み合わせるとよい。
※L型金具等→L型金具、ベルト式器具、チェーン式器具等
(1)寝ている場所、(2)よくいる場所(タ゛イニンク゛、キッチン、子供部屋等)、(3)避難経路は、家具や家電製品が倒れてこないようにする。
L型金具等で壁下地にネジで固定する方法が効果の高い方法です。
ポール式器具(つっぱり棒)の場合は、ストッパーないしマット式器具を組み合わせる、単独で使用するよりも効果が高くなります。
※固定器具は正しい使い方(取付方法)があります。取り付け場所や取り付け方法によって「固定強度」が異なってくるので、注意しましょう。
※出典:東京消防庁『家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック』
家具の天板の後ろ側にしっかりとした桟の入っていないものは、家具の幅全体に板を渡しネジ止めしてから金具を取り付けます。
金具をネジ止めする際には、長めの木ネジを使用して取り付けてください。
居室の壁に付け鴨居や長押、横木などがある場合は、ベルト式やチェーン式などの器具を使って固定する方法があります。
従来の木造住宅は、真壁構造が多く、付け鴨居は構造部材の一つで強度がありますが、最近の木造住宅は大壁構造となっており、付け鴨居は石膏ボードに接着されているものが多くなっています。
【ポイント】付け鴨居等が石膏ボードに接着剤で付けられている構造の場合は、付け鴨居等を間柱等に木ネジで止めた上で、対策器具を取り付けます。
※ストッパー式やマット式の単独使用は、大きな家具の場合は一般的に適しません。
【出典】東京消防庁『家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック』
専門家に家具固定をお願いしたい場合には、『家具固定サポーター登録制度』を利用できます。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください