トップページ > 県政情報・統計 > 広報 > 広報紙・テレビ・ラジオ・ソーシャルメディア > 広報紙「彩の国だより」 > 「彩の国だより」令和7年1月号 > 知事コラム「持続可能で活力ある埼玉を次世代につなぐ」
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掲載日:2025年1月1日
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明けましておめでとうございます。
昨年は、埼玉県が生んだ偉人、渋沢栄一翁が描かれた新1万円札が7月に発行され、県では、「渋沢って、埼玉らしい」のキャッチコピーの下、渋沢翁が埼玉出身であることを大いにPRしました。
また、パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会などの大会では、県ゆかりの選手が大活躍し、私たちも大変勇気づけられました。県産農産物においても、いちごの「あまりん」、「べにたま」、梨の「彩玉(さいぎょく)」など県オリジナル品種の受賞が相次ぐなど、本県に強力な追い風が吹きました。
さて、「人口減少・超少子高齢社会の到来」と「激甚化・頻発化する自然災害など、危機への対応」という時代の転換点における二つの歴史的課題に敢然と立ち向かい、これを超克するためには、目先の課題のみならず、中長期的な観点に立った施策を確実に実行し、子や孫の世代に対する責任を果たしていくことが我々の使命です。今年は緒に就いたこれらの施策を確実な軌道に乗せていきます。
人口減少・超少子高齢社会への対応として、「埼玉版スーパー・シティプロジェクト」による持続可能なまちづくり、DX推進による生産性向上、サーキュラーエコノミーの推進、円滑な価格転嫁に向けた支援などをさらに推し進めていきます。
また、こどもや子育て当事者の意見を聴き、県のこども施策に反映させ、安心してこどもを生み育てられる環境の整備を進めるほか、あらゆる人に居場所があり、活躍でき、安心して暮らせる社会の実現を目指していきます。
さらに、激甚化・頻発化する災害などの危機には、能登半島地震などの検証を踏まえ、入念な備えを進めるとともに、平時から「埼玉版FEMA」の推進により危機管理・災害対応力を強化してまいります。
5か年計画で本県が目指す将来像の実現に向け各取り組みをさらに深化させるとともに、DXの第2段階としてデジタルを前提に従来の仕事のやり方を見直すTX(タスク・トランスフォーメーション)を推進し、県民サービスを向上させていきます。
今年5月には、本県で全国植樹祭が開催されます。森林・みどりを利用しながら守り育て、森林資源の循環利用を図る「活樹(かつじゅ)」に取り組む契機としていきます。
夏には、埼玉初のイノベーション創出拠点「渋沢MIX」を開設します。新たなイノベーションが共創される場となるよう進めてまいります。
今年の干支「巳(み)」は、実を結ぶ年とされています。今年が埼玉県にとって実り多き年となるよう、皆さまと共に「ワンチーム埼玉」で県政に取り組み、活力ある埼玉を次世代につないでまいります。
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