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掲載日:2024年7月2日
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特殊詐欺とは、犯人が電話等の通信手段を使い、親族や公的機関の職員等を名乗って被害者を信じ込ませ、現金やキャッシュカードをだまし取ったり、犯人の口座に送金させたりする犯罪の総称です。(令和2年1月から、特殊詐欺の手口は下記の10種類に分類されています。)
埼玉県では、多発する特殊詐欺被害への対策を推進するため、平成31年3月19日「特殊詐欺撲滅条例(PDF:192KB)」が制定されています。
親族を装い、「カバンを置き忘れた、小切手が入っていた、お金が必要だ」などの名目で、金銭等をだまし取るもの。
警察官、金融機関職員等を装い、「あなたの口座が犯罪に利用されており、キャッシュカードの交換手続が必要である」などの名目で、キャッシュカード、クレジットカード、預貯金通帳等をだまし取るもの。
自治体職員等を装い、医療費、保険料、税金等について「還付金があるので手続きして下さい、今ならATMで手続きできる」などの名目で、被害者にATMを操作させ、被害者の口座から犯人の口座に送金させるもの。
通信事業者、サイト事業者等を装い、メール等で「有料サイトの利用料金が未納です」などと送信して金銭等をだまし取るほか、パソコンでインターネットを閲覧中に、突然ウイルスに感染したかのような偽の警告画面を表示させ、問題を解決するためのサポート名目で金銭等をだまし取るもの。
警察官や銀行協会、大手百貨店等の職員を装って被害者に電話をかけ、「キャッシュカードが不正に利用されている」などの名目により、キャッシュカード等を準備させた上で、隙を見てキャッシュカード等をすり替えて盗み取るもの。
実際には融資しないにもかかわらず、簡単に融資が受けられると信じ込ませ、融資を申し込んできた人に対し、「保証金が必要です」などと言って金銭等をだまし取る。(脅し取る)
価値が全くない未公開株や高価な物品等について嘘の情報を教えて、購入すればもうかると信じ込ませ、その購入代金として金銭等をだまし取る。(脅し取る)
「パチンコ打ち子募集」等と雑誌に掲載したり、メールを送りつけ会員登録等を申し込んできた人に会員登録料や情報料として支払わせて金銭等をだまし取る。(脅し取る)
「女性紹介」等と雑誌に掲載したり、メールを送りつけ、女性の紹介を申し込んできた人に会員登録料や情報料として支払わせて金銭等をだまし取る。(脅し取る)
上記に該当しない特殊詐欺のことを言います。
累計(1~12月) | |
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認知件数 | 1,336件(前年比-51件) |
被害額 | 31億8,394万円(前年比+2億6,423万円) |
特殊詐欺認知件数と被害額の推移(平成26年から令和5年)
特殊詐欺統計資料~認知状況と被害の特徴~(埼玉県警察ホームページ)
電話で身内(子供や孫など)や警察官等になりすまし、電話をかけてくる手口が増えています。「電話でお金の話は詐欺」です。
警察官等をかたり電話をしてきたうえ、銀行協会職員等を装って自宅に訪問して「あなたの口座が悪用され」「キャッシュカードを預かる」手口が増えています。絶対に、「キャッシュカードは渡さない」「暗証番号は教えない」ようにしましょう。
市職員、社会保険庁職員、税務署員などになりすまし、医療費・年金・税金などの還付金があります。いますぐATMに行って操作すれば、現金で還付します。などと言い、ATMへ行くように指示し携帯電話で連絡を取りながら、言葉巧みに振込みをさせます。
公的機関はATMでの還付はしません!
県警の調査によると、キャッシュカードをだまし取られた被害者のうち65%が手口を知らなかったと回答しています。こうした状況を受け、県と県警で、手口を知ってもらうために啓発DVDを作成しました。
音声と映像により、分かりやすく手口を学ぶことができます。映像はYouTubeの県警公式チャンネルからも視聴することができます。
多くの人が詐欺の手口を知りながら被害にあっています。被害にあわない最も有効な対策、それは「犯人と話をしないこと」です。
犯人は証拠となる自分の声が残るのを嫌がります。本当に要件のある方はメッセージを残してくれますので、折り返し電話をかければいいんです。「でも、いつも留守にしてると思われるのは?」というご意見もありましたので、県では特殊詐欺対策用留守番電話用音声メッセージを作成しましたので、是非ご活用ください。
相手の番号が表示されるナンバーディスプレイや自動で警告・録音する機能が付いた電話機や、今お使いの電話機に後付けできる対策機器も非常に有効です。※詳しくは特殊詐欺対策機器の紹介をご覧ください。また、県では対策機器に実際触れて機能を体験できる、特殊詐欺被害防止ワークショップも実施しています。
「高額」「書類を受け取るだけ」などとうたい特殊詐欺の受け子・出し子などの闇バイトを募集する書き込みがSNSなどで見受けられます。こうしたものには絶対に手を出さないでください。
犯罪グループは雇った人を都合よく利用した後、「捨て駒」として使い捨てます。雇われた人はすぐに警察に逮捕されます。また、雇われた人の多くは、犯罪グループから報酬を支払われないケースが多いです。
逮捕された後に待ち受けるのは懲役や被害者への損害賠償です。闇バイトに応募した人も被害者も、人生が台無しになります。
詳しくは、警察庁ホームページを御覧ください。
ストップ・オレオレ詐欺47(SOS47)プロジェクトとは、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺を食い止めるため、国家公安委員会委員長から「特別防犯対策監」及び「特別防犯支援官」として委託を受けた芸能人たちで結成されたプロジェクトチームです。
詐欺被害を防止するための方法を、漫画や動画で発信しています。
※画像をクリックすると警察庁ウェブページに移動します。 |
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