ページ番号:24932
掲載日:2019年9月12日
ここから本文です。
需要が決まると、その何倍かが経済波及効果になります。
これは、産業によっても違いますし、地域によっても異なります。
また、波及はその地域外(県外や国外)にも及びます。
そのため、地域内(県内や国内)の生産額の増加は、その一部になります。
その大きさを示すと、下の表のようになりますが、産業により波及効果の大きさは異なりますので、幅があります。
|
需要の増加 |
地域内への |
第1次間接効果 |
第2次間接効果 |
総波及 |
国 |
1 |
0.2倍から1倍程度 |
0.3倍から2.3倍程度 |
0.3倍から1.3倍程度 |
1.4倍から3.9倍程度 |
埼玉県 |
1 |
0.1倍から1倍程度 |
0.1倍から0.7倍程度 |
0.02倍から0.3倍程度 |
1.1倍から1.8倍程度 |
需要の増加に対して、地域内への直接効果が小さくなっています。
これは、地域外(国外、県外)からの(移)輸入により、需要が満たされる分があるからです。
その(移)輸入分については、地域の生産を誘発することにはならないからです。
※県外から持ち込まれる場合を「移入」と呼びます。
国には「輸入」のみがあり、都道府県には「輸入」と「移入」があります。
地域内への直接効果=需要の増加×地域内自給率
おおむね、国では、地域内への直接効果の2.5倍程度、埼玉県では、1.5倍程度の場合が多く見られます。
総波及(経済波及効果)=地域内への直接効果+第1次間接効果+第2次間接効果
※第2次間接効果を経済波及効果に加えていない場合もあります。
埼玉県の経済波及効果が国より小さいのは、おもに、(移)輸入の比率が高いことによると考えられます。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください