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掲載日:2014年3月31日
大学との共催講座With You 学園(第2期)
日時 |
9月27日・10月2日・5日・11日・12日・19日・22日・29日・11月16日・30日 |
場所 |
埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま)ほか |
内容
大学の特色を生かしたバラエティに富んだ講師陣と共に、男女共同参画の視点から、親しんできた文化や、いまの社会、そして自分自身を見つめなおす学びの時間となりました。
【第1回】9月27日(金曜日)「なぜ日本女性の社会的地位は低いか 国際的な基準から考える」
講師:橋本ヒロ子(十文字学園女子大学教授) 参加者:29名
世界の中の日本の女性労働について、現状や原因をグラフなどを使って、わかりやすく解説していただき、これからどういう方向にいくのか、何が必要なのかを話していただきました。
【第2回】10月2日(水曜日)「女性の歴史をひも解けば~母であること・父であること~」
講師:服藤早苗(埼玉学園大学特任教授)参加者:24名
会場:にいざほっとぷらざ
歴史的事実に基づき、現在の社会の有様を新たな視点でひも解く講座でした。
【第3回】10月5日(土曜日)「歴史を拓いた女性・荻野吟子~愛と未来をめざして~」
講師:服藤早苗(埼玉学園大学特任教授)参加者:22名
埼玉県の三大偉人の一人・荻野吟子について、また、大河ドラマの新島襄と八重について、時代背景を交えながら話ししていただきました。
【第4回】10月11日(金曜日)「グローバル社会での私たちの生き方~『穏やかな経済』を考える~」
講師:中山智香子(東京外国語大学大学院教授)参加者:22名
「グローバル社会の中で私たちはどのように生きていくか」をテーマに「豊かさ」を分かち合える社会について参加者と一緒に考えました。
【第5回】10月12日 土曜日「日本における性教育の課題をその歴史から考える」
講師:田代美江子(埼玉大学教授)参加者:20名
日本の性教育はどういった流れの中で現在にいたるのか、その社会的背景を踏まえながら歴史をたどることによって、今日の日本の性教育が抱える問題について話していただきました。
【第6回】10月19日 土曜日 「多様なセクシュアリティ~自分の中の性をみつめる~
講師:渡辺大輔(埼玉大学教育学部非常勤講師)参加者:14名
多様な性のあり方って何だかよくわからないという人のために、性同一性障害を含めた多様なセクシュアリティについて話していただきました。
【第7回】10月22日 火曜日「ジブリとヒロイン~宮崎アニメのジェンダー観~」
講師:小林直美(十文字学園女子大学人間生活学部 生活情報学科助手)参加者:26名
会場:所沢市男女共同参画推進センター「ふらっと」
日頃親しんでいる宮崎アニメのヒロインを題材に、メディアを通して私たちに入ってくるジェンダーについて話していただきました。
【第8回】10月29日 火曜日「『私たちの就職手帖』から30年~女性と仕事のこれまでとこれから~
講師:福沢恵子(昭和女子大学グローバルビジネス学部・特命教授)参加者:22名
講師が関わった「私たちの就職手帖」のDVDをみたあと、30年たった現在、社会がどう変化しているのか、女性の労働環境は改善されてきているのかなど話していただきました。
【第9回】11月16日(土曜日)「ジェンダーとまなざし~見ることと欲望の関係~」
講師:加藤有希子(埼玉大学教育機構教育企画室准教授)参加者:22名
絵画やポスターは誰の視線を意識して描かれているのか、また同じ題材を男性と女性が描くと、どう変わるかなど画像をみながら話していただきました。
【第10回】11月30日(土曜日)「分断」の経済から「分かちあい」の経済へ~「男・女」「正規・非正規」の格差と同権化~
講師:日臺健雄[ひだいたけお](埼玉学園大学経済経営学部専任講師)参加者:26名
非正規の問題、格差と貧困の中にも、男女の格差が潜んでいる。これが済とどうかかわっているのか、わかりやす く話していただきました。
参加者の声
- 【第1回】ニュースや新聞記事などでも耳にするも、なかなか詳しく知ることのできないお話や統計のことが聞けて大変勉強になりました。先生がおっしゃっていたように、やはり小学校ぐらいから選挙について学ぶなどが大切であると思いました。また、一人ひとりの意識改革が必要だと思いました。(40代女性)
- 【第2回】現在当たり前だと思われている「母性」について、女性の歴史をひも解けば作られたものであるということをわかりやすく話してくださって良かったです。今度は、今日話されなかった時代(鎌倉~明治、大正時代)についてお話を伺いたいと思いました。(50代・女性)
- 【第3回】荻野吟子の名前は聞いたことがあるが詳しく知らなかったので、今回これを機に知ることができたのですごく良かったです。(20代女性)
- 【第4回】ワークシート作りの中で、参加意義があり、グローバル化への一つのとらえ方を学ぶことができました。(30代女性)
- 【第5回】子どもに対する性教育が、大きくなってからジェンダーを学ぶ・意識するためにも、ポジティブに必要だと思いました。小・中の公教育において大事なことであると思います。(50代女性)
- 【第6回】普段ジェンダーのことを普通の人より考える方だと思いますが、自分の中にしっかりとジェンダーバイアスがかかっていることに気付きました。タイトルの通り、本当に多様な性があることを知り、そのことによって自分をみつめなおすよい機会になりました。参加して本当に良かったです。(20代女性)
- 【第7回】 映画やアニメは娯楽ではありますが、作品の持つメッセージや背景といった面から分析的に見るとまた違った面白さを発見できるという事を感じました。大変興味深い講義でした。(40代男性)
- 【第8回】『私たちの就職手帖』世代なので、懐かしくて参加しました。同世代としてあの空気を吸った者としてこの30年を振り返ることができました。一応まだ現役ですが、定年を控えて自分の働き方についてまとめようと思います。(50代女性)
- 【第9回】今まで漠然と感じていた、見ることの支配、被支配についてあらためて教えられて発見でした。(50代女性)
- 【第10回】今、まさに自分が置かれている立場(非正規女性)なので、非常に興味深いものでした。女性に有利であるポジティブアクションに賛成である一方で、単純に割り当てさえすれば良いとは思いません。最後の「結婚力」の格差でも出てきましたが、低いスキルの女性を支援し、本人の能力を上げる事がとても重要だと思います。(30代女性)