DV防止フォーラム2013 in 埼玉「講談師　神田香織　講演会」

日時	平成25年11月23日（日曜日）　13時30分から16時
場所	埼玉県男女共同参画推進センター（With You さいたま）　セミナー室
参加者	88名

内容

　さいたま市男女共同参画推進センター（愛称：パートナーシップさいたま）と共催でドメスティック・バイオレンス(配偶者や恋人からの暴力：DV)防止啓発のため「DV防止フォーラム2013in埼玉」を開催しました。
　この催しは、DVが人権を著しく侵害する、決して許されるものではないことを理解していただくとともに、DVにより辛い思いをされている方について考え、暴力のない社会づくりを進めるために実施するものです。

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第1部　「花も嵐も、講釈師が語ります　ーバツイチ子連れ、泣き笑い記半生記ー」
講師：神田香織（講談師）  

　講談という世界の話から入り、生い立ち、女優になる夢のために言葉のハンデを乗り越えようと講談を始めたエピソードなどが展開されました。そんな中で出会った夫から、結婚数年後には言葉の暴力が始まり、仕事の妨害などされるようになったとのこと。精神科受診をし、「おかしいのは自分ではない。夫だ。」と気づかされ、子と共に実家に戻り、両親の助けを得て自分を取り戻していったそうです。「戦争は最大のDV」と語り、ライフワークとして取り組んでおられる「はだしのゲン」、「チェルノブイリの祈り」の一部を講談で披露していただきました。最後に、生きるための戦いは「明るく、楽しく、しつこく」「あきれ果ててもあきらめない」と、全員で唱和して楽しい雰囲気で終了しました。

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第2部　「傷つけない愛について語ろう　ーデートDV予防啓発から見えるものー」
講師：西山さつき（NPO法人レジリエンス副代表）
　 　細田眞由美（さいたま市立大宮北高校校長）  

　高等学校、大学生等へのデートDV予防講座などから見えてくる交際の場で起こっているデートDVの現状や、若年者に対するデートDV教育で必要なものなど対談形式で話していただきました。その後、参加者から活発な質疑や意見交換を行い、理解を深めました。
　

参加者の声

• DVは特別なケースと考えていたが、福島県の被災地の例でとても身近なものと理解できた。
• 神田さんのハリのあるお声に元気をいただいた。「あきれてもあきらめない」といつも心の中でこの言葉を大切にしたい。
• 相手を束縛したい。そういう心理からDVは生まれているのかもしれない。人は違うということ。人権を守ること。母親になる前から勉強すると、子育て→子どもの成長→自立とつながるように思う。