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掲載日:2024年4月11日

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埼玉県公立学校教員採用の御案内(動画)テキスト版(令和6年度実施)2/2ページ

YouTube「埼玉県公式チャンネル(サイタマどうが)」で配信する「埼玉県公立学校教員採用案内」動画のテキスト版を掲載しています。

 4 採用試験の概要

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次に、この夏に実施する埼玉県教員採用選考試験の概要をお話しします。
ここからの説明も、スライドを中心に説明しますが、採用選考試験の要項も適宜、参照してください。
また、昨年度からの変更については、説明の中で、その都度、触れていきます。

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まず、志願区分ごとの採用見込数について説明します。
小学校等教員が700名、中学校等教員が450名、高等学校等教員が300名、特別支援学校教員が200名、養護教員が35名、栄養教員が5名となっています。
なお、表の下で補足をしておりますが、小学校、中学校、高等学校の志願区分には「等」との表記がされております。
これは、合格者のうち、一部の方を、特別支援学校に配置することを指しています。
特別支援学校への配置希望は、出願時に確認しています。
出願フォームに入力欄がありますので、「第一希望」、「どちらでもよい」、「希望しない」のいずれかを選択してください。
いずれを選択しても、選考上有利、不利になることはありませんので、率直な御希望を記入してください。
また、養護教員については小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校のいずれかに配置します。
最後に、栄養教員については小学校、中学校又は義務教育学校のいずれかに配置します。
全体で1,690名と、今回の試験でも、埼玉県は積極的に採用を行ってまいります。
なお、中学校等教員、高等学校等教員と特別支援学校教員の教科(科目)等ごとの採用人数については公表しておりません。
また、昨年度からの変更点として、高等学校等教員「建築」を実施します。
直近3年分の過去の試験の実施状況については、教科別に県のホームページで公表しております。
次以降のスライドに、直近の試験の実施状況を掲載しておりますので、参考にしていただければと思います。
また、1,690名の採用見込数とは別枠で、全志願区分を対象に、障害者特別選考を実施しており、採用見込数は、「若干名」となります。

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こちらが直近の試験の実施状況の概要です。
小学校・中学校・高校・特別支援学校・養護教員・栄養教員のそれぞれの受験者数、合格者数、倍率の一覧となっています。
全体的な倍率として、教員を目指す皆さんにとって、チャンスが広がっている状況です。
是非、埼玉県の教員採用試験にチャレンジしてください。

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こちらが中学校教員の教科別の試験結果です。

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続いて、高校教員の教科別の試験結果の一部です。

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こちらが高校教員の残りの教科の試験結果です。

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最後に特別支援学校教員の教科別の試験結果です。

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次に、受験資格です。
受験資格は、年齢、教員免許、欠格事項等の4つです。
年齢については、全志願区分ともに、昭和39年4月2日以降に生まれた方が受験可能です。令和7年4月1日時点で60歳の方までが対象となります。
免許に関する資格は、原則として志願区分・教科の教員普通免許状を所有している方、又は、令和7年3月31日までに取得見込みの方となります。
免許取得見込みで試験に合格した方は、来年の3月31日までに免許が取得できない場合には、試験に合格しても採用されません。
現在、免許取得見込みで、特に年度末に個人申請で免許を取得予定の方は、御自身の取得予定の単位数が、該当免許の取得に必要な単位数となっているか、今一度ご確認ください。
残念ながら、昨年度、最終的に免許が取得できなかったために、辞退された方がいますので、くれぐれも御注意ください。
また、免許の要件には2点例外があります。
1点目がセカンドキャリア特別選考の志願者の方です。
出願時には、教員免許の取得が必須ではありません。
合格後、免許を取得するための期間として、申請により最長2年間の猶予が得られるため、令和9年3月31日までに教員免許状を取得見込みであれば、出願可能となっています。
2点目が看護師等経験者特別選考の志願者の方です。
こちらの特別選考は、看護師等としての一定の経験がある方を対象として実施しています。
こちらは合格後に特別免許状の取得の手続きを行ってもらいます。
したがって普通免許状の取得が必須ではありません。

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続いて、受験資格のうち教員免許状に係る注意事項を6点申し上げます。
免許については、志願区分・教科等に応じて、注意が必要な教科があります。
1点目、中学校、高校の「保健体育」を志願する場合は、各志願区分の「保健体育」の免許が必要になります。「保健」の免許では受験できません。
2点目、「社会」の高校の普通免許状を所有している方は、「地理歴史」又は「公民」に志願できます。
3点目、高校の「美術工芸」を志願する場合は、「美術」又は「工芸」の免許が必要です。
4点目、高校の「電気」、「機械」、「建築」、「情報技術」、「土木」又は「工業化学系」を志願する場合は、「工業」の免許が必要です。
5点目、高校の「デザイン」を志願する場合は、「美術」、「工芸」又は「工業」のいずれかの免許が必要です。
6点目、特別支援学校の「特別支援教育」を志願する場合は、特別支援学校の免許に加え、小・中・高校のいずれかの免許が必要となります。志願区分以外の免許については、学校種の制約があり、幼稚園教諭の免許では受験できません。
このスライドでは教員免許状の注意事項について説明してきましたが、全体を通して取得見込みの方も受験可能であることを、改めて補足します。

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続いて、選考区分についてです。
選考区分は、一般選考と特別選考の2種類に大きく分けられます。
出願に当たり、選考区分を1つ指定する必要がありますが、どの選考区分を選ぶかによって、第1次試験の受験の要否や試験種目が変わります。
特別選考での受験が認められた場合には、一次試験が免除されたり、一般選考とは試験種目が一部変更されて実施されたりします。
なお、特別選考で志願するには、一定の受験資格を満たす必要があります。
また、特別選考に該当しない方は、一般選考での受験となります。
一方、一般選考と特別選考の両方の受験資格がある方は、選考区分を任意に選ぶことが可能です。
特別選考については、表のとおり6種類あります。
1つ目が、障害者特別選考です。
全志願区分を対象に実施しており、採用見込数は全志願区分を合わせて若干名です。
身体障害者手帳又は精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方は、受験が可能です。
第1次試験は免除となり、第2次試験においても、点字や拡大文字、手話通訳などと、障害の程度に応じた配慮を行うのとともに、障害の種類や程度により、必要に応じて、試験の一部を免除または内容等を変更して実施いたします。
障害者特別選考については、昨年度は53名の志願があり、5名が合格されました。
採用案内には、障害者特別選考で合格した先輩教員からの熱いメッセージも掲載しておりますので、ぜひ後ほど御覧になってください。
なお、第2次試験合格後に、障害者手帳等の原本の確認が必要になります。
2つ目が、教職経験者特別選考です。
教職経験者特別選考は、更に3種類に分けられます。
1つ目が、本採用経験がある方を対象とした、本採用教員経験者特別選考です。
2つ目が、埼玉県内で臨時的任用教員等としての経験がある方を対象とした、臨時的任用教員経験者特別選考A選考です。
3つ目が、埼玉県内で臨時的任用教員等として7か月以上の経験があり、且つ直近2回のいずれかの試験を受験し、第1次試験に合格した方を対象とした、臨時的任用教員経験者特別選考B選考です。
詳細は試験要項を御確認ください。
3つ目が、セカンドキャリア特別選考です。
民間企業等での5年間の本採用の勤務経験がある方を対象とした特別選考です。
出願時に免許を取得している必要はありませんが、合格後の最長2年間の猶予期間中に、普通免許状を取得する必要があります。
4つ目が、看護師等経験者特別選考です。
看護師等経験者特別選考の対象教科は、高等学校の看護、特別支援学校の自立活動に加え、今年度新たに高校の「福祉」を対象としました。
看護師の資格を有しているとともに、看護師等として一定の実務経験がある方を対象としています。
5つ目が、大学推薦特別選考です。
小学校教員の他に、中学校教員では美術、技術と家庭で実施します。
また、高校教員では数学と理科、そして特別支援学校教員でも実施します。
更に、教職大学院在学者については、全ての志願区分・教科(科目)で実施します。
受験資格等は、別途定める要項によりますが、推薦枠がある大学には、埼玉県教育委員会が書面で通知しておりますので、詳細は所属の大学の担当の方にお尋ねください。
6つ目が、彩の国かがやき教師塾特別選考です。対象は、こちらの教師塾の受講生となりますので説明を省略します。
以上、選考区分の概要について説明しましたが、詳細は試験要項を御確認ください。
また、特別選考の受験資格を確認できる書類について、原本の呈示又は提出を指示します。
埼玉県教育委員会が指定した期日までに受験資格を確認できない場合には、合格を取り消すことがありますので、証明書類の準備の可否についてもあらかじめよく確認してください。

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続いて、「特定の資格・実績等による加点」について説明します。
特定の資格・実績等を有する方は、申請を行うことで、第1次試験の合計点に「10点」又は「5点」の加点を受けることができます。
対象は、第1次試験を受験する、一般選考又は一部の特別選考の志願者です。
加点の種別は、全部で7つあります。
まず、「国際貢献活動」、「英語に関する資格・実績」、「調理師に関する資格」、「手話通訳士に関する資格」、「司書教諭に関する資格」ですが、御覧の通りです。
英検準1級以上等のCEFR B2相当の英語に関する資格や情報処理技術に関する資格など、学生でも申請が可能なものがあります。

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こちら残りの加点種別、「情報処理技術に関する資格」、「志願区分・教科(科目)等以外の教員免許の所有」です。
今回の試験では、「志願区分・教科(科目)等以外の教員免許の所有」において、高校の「地理歴史」志願者に対して公民の高等学校教諭普通免許状の所有による加点、高校の「公民」の志願者に対して地理歴史の高等学校教諭普通免許状の所有による加点の2つを新設しました。
対象となる資格・実績等の詳細については、試験要項の6ページから7ページを御確認ください。
なお、いずれの資格も取得見込みでは申請できません。
また、複数の資格・実績等に該当しても合算しません。

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ここからは採用試験の内容を御紹介します。
まずは、「第1次試験」について説明します。
志願区分ごとの試験内容は表のとおりです。
●がついている項目は、受験が必要な試験種目です。
表の上段が、小・中学校、養護教員、栄養教員の試験種目で、表の下段が、高校、特別支援学校の試験種目となっています。
また、水色の行が「一般選考」、薄黄色の行が「特別選考」の試験種目です。
特別選考は、臨時的任用教員経験者特別選考A選考及びセカンドキャリア特別選考の受験者が対象で、その他の特別選考志願者は第1次試験は免除となっています。
簡単に各試験種目について紹介します。
専門試験は、各志願区分等に関する必要な知識や技能を問うものです。
一方、一般教養・教職科目の試験は基礎的教養を幅広く問うもので、全ての志願区分で共通の試験となっています。
集団面接は、受験者5名程度で面接官の質疑に応答するものになります。
続いて、選考区分ごとの試験種目についてです。
一般選考と特別選考の方では、第1次試験の試験種目が異なります。
一般選考の志願者の方には、専門と一般教養・教職科目の2種類の筆答試験を実施します。
特別選考で受験する方、具体的には、臨時的任用教員経験者特別選考A選考とセカンドキャリア特別選考の志願者の方には、専門の筆答試験と集団面接を実施します。
第1次試験は7月7日の日曜日に実施され、試験会場は県内の大学や高校等となっています。

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続いて、第2次試験についてです。
第2次試験は、第1次試験合格者及び第1次試験免除者に対し実施します。
簡単に各試験種目について御紹介します。
個人面接は、面接官の質疑に対し、受験者1名で応答いただくものです。
集団討論は、受験者数名で1つのグループをつくり、試験員が当日示したテーマについて討論いただくものです。
集団面接は、面接官の質疑に応答いただくという点で、個人面接と同じですが、複数名の受験者で試験を受けるという点で異なります。
論文試験は、1時間という制限時間の中で、教育課題等に対して、800字程度で論述していただくものです。
適性検査は、択一式の検査であり、受験に当たって特別な準備が必要な試験ではありませんので、率直に御回答いただければと思います。
実技試験は、一部の教科のみで実施されます。
内容は教科ごとに異なるため、詳細は試験要項をご確認ください。
さて、第2次試験の特徴の1つは、志願区分によって、試験種目が変わることです。
表に記載してあるとおり、集団面接は、高校・特別支援学校教員のみで実施され、小・中学校、養護・栄養教員では実施しません。
また、こちらの集団面接の時間内には、「場面を想定した実演」の時間が設けられます。
「場面を想定した実演」とは、実際の学校現場で起こりうる状況を想定し、その場面に応じた指導を、試験員を生徒に見立てて、実演するものです。
昨年度試験での質問例がホームページ中の『よくある質問』に掲載されていますので、御覧ください。
一方、小中養栄の志願者の方には、個人面接の時間内に、「場面指導」の時間が設けられます。
「場面指導」は、先ほどの「場面を想定した実演」のように、実際の学校現場で起こりうる状況を想定し、その場面に応じた指導を、試験員を児童生徒に見立てて、実演するものです。
もう1つの特徴が、同一志願区分では同一試験ということです。
第1次試験では、同じ志願区分でも、選考区分が異なれば、試験種目が異なっていました。
しかし、第2次試験では、例えば、中学校の社会で受験する方は、一般選考でも特別選考でも、試験種目が全く同じであるということです。

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それでは第2次試験における志願区分ごとの試験日、試験会場について説明します。
試験会場は、埼玉県立総合教育センター、県内の大学や高校と、いずれも埼玉県内で実施されます。
まず、小・中学校、養護・栄養教員の志願者の方についてです。
8月10日に、集団討論、論文、適性検査を実施します。
次に、実技試験を8月18日に実施します。こちらの対象は、中学校等教員のうち、理科、音楽、美術、保健体育、技術、家庭、英語の7つの教科になります。
そして、9月1日に、個人面接を実施します。
続いて、高校・特別支援学校教員の志願者の方についてです。
8月4日に、集団討論、論文、適性検査を実施します。
次に、実技試験を8月18日に実施します。こちらの対象は、高等学校等教員のうち、保健体育、音楽、美術工芸、書道、英語の5つの教科になります。
そして、集団面接と実技試験を8月19日から22日のうち、いずれか1日で実施します。

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続いて、人物重視の選考についてです。
まず、志願区分ごとの配点について、表を御覧ください。
第2次試験の配点に目を向けると、面接試験の配点が第2次試験全体の約8割を占めていることが分かります。
小中学校等の試験では、240点中の190点、高校特支の試験では、320点中の270点を占めています。
このように配点のうち面接点が占める割合が高いことから、埼玉県教育委員会では、人物重視の選考となっていることがお分かりいただけることと思います。
皆さんは、こうした配点を意識しながら、採用試験の準備を進めてください。
一方で、選考の基本方針でも掲げているとおり、各試験の成績を踏まえ、総合的に選考することとしていますので、バランスも大切にしていただきたいと思います。
採用試験全体を通して、全ての志願区分に共通して言えることですが、「皆さん自身がどのような教員になりたいのか」、「どうしたらそのような教員になれるのか」ということを、日頃から自分自身でしっかりと考えることが大切です。
そして、その考えを自分自身の言葉で自信をもって発言し、実行できるようになることが、この「人物重視の選考」に合格するために必要な力であり、今後埼玉県の教員として求められる資質にもなります。

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次に「選考方針」についてです。
教員採用選考試験を実施するにあたり、各試験種目の評価のポイントなどを示した、選考方針を5月中旬以降にホームページで公開します。
こちらでお示ししているのは昨年度、令和5年度実施の選考方針です。
この選考方針では、面接試験ごとに異なる5つの観察項目と2つの着眼点を設けています。
こちらでは、昨年度の選考方針を一部お示しさせていただきました。
例えば、個人面接の観察項目は、意欲・情熱、倫理観など5つあります。
更に「意欲・情熱」では、教師になりたいという意欲が伺えるか、児童生徒に対する教育的愛情が感じられるか、という2つの着眼点が設定されています。
受験者である皆さんの、どういったところに注目して評価を行うのかを事前にお知らせするものになりますので、受験に当たって是非参考にしてください。

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次に「試験に関するその他事項」についてです。
まず、試験日程や会場等についてです。
変更がある場合には、ホームページで周知しますので、定期的に確認をお願いします。
続いて、受験上の注意についてです。
受験に当たり、試験中、休憩時間中にかかわらず、携帯電話やスマートウォッチ等の外部との通信可能な機器の使用は禁止します。
休憩時間中に、タブレットなどの機器を使用して、ご自身が試験対策をまとめたものをご覧いただくことはできませんので、必要な方は紙媒体の資料を御持参ください。
次に試験結果の通知についてです。
試験結果については、1次試験、2次試験の各合格発表日に受験者全員に、電子申請・届出サービス上で合否や得点を通知するとともに、HPに合格者の受験番号を掲載します。
次に、登載・採用についてです。
合格した方は、原則として令和7年4月1日付けで登載し、採用します。
ただし、教員免許が取得できなかった、提出書類について重大な虚偽の記載があることが明らかになった場合など、4つの事由に該当する場合には、採用されないことがあります。
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次に「登載猶予」の制度についてです。
採用試験に最終合格した方は、原則として、令和7年4月1日付けの採用となりますが、一定の理由がある場合には、採用日を延期する、登載猶予という制度があります。
登載猶予を受けるには、埼玉県教育委員会へ申請し、許可を受ける必要があります。
始めに、大学院進学等の理由による登載猶予について御紹介します。
これは、合格者のうち、大学院への進学を希望している大学4年生及び既に大学院に在籍している方を対象として、最長2年間の猶予期間後に採用を行うものです。
修業年限が2年の大学院に進学する、大学4年生の方は、2年間の猶予、大学院1年生の方は、1年間の猶予となります。
修業年限が3年の大学院の場合、合格時に大学院に在籍している方のみが対象となり、大学院1年生の方は2年間の猶予、大学院2年生の方は、1年間の猶予となります。
猶予後に採用されるには、修士の学位を授与されること、合格した志願区分等の専修免許を取得するなど、一定の条件を満たす必要がありますので、ご注意ください。
次に、セカンドキャリア特別選考の合格者の方を対象とした、教員免許状取得を理由とした登載猶予です。
教員免許の取得が、令和7年4月以降になる方に対して、最長2年間、採用候補者名簿への登載を猶予します。
教員免許の取得時期に応じて、埼玉県教育委員会から許可を得た、猶予期間後に採用しますが、令和9年3月31日までに合格した志願区分等の教員免許が取得できなかった場合には、採用されませんので、ご注意ください。

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次に、令和6年度実施試験から新規に導入されます、大学3年生チャレンジ選考について触れます。
大学3年生チャレンジ選考では、第1次試験の一部科目を受験できるようにします。
試験の概要としましては、 教員採用選考試験第1次試験と同じ7月7日に、「一般教養・教職科目」(筆答試験) だけを実施し、一定以上の成績を収めた受験者を「選考通過者」とします。
「選考通過者」は、翌年の大学4年次の採用試験で、「一般教養・教職科目」が免除になります。
この「選考通過者」となった場合、「一般教養・教職科目」の点数は4年次に持ち越されず、専門分野の点数のみでの選考となります。
なお、大学3年次にこの大学3年生チャレンジ選考で不合格となった場合でも、 翌年度の受験が可能となります。
また、大学3年生チャレンジ選考を受ける際には、自分が小学校、中学校、高校、特別支援学校、養護教員、栄養教員のどの先生になりたいのか、何の教科の先生になりたいのか、まだ決まっていない方も多いと思います。
埼玉県の大学3年生チャレンジ選考では、出願時に志願区分及び教科(科目)は指定しません。
「選考通過者」は、大学4年次の出願時に、志願区分及び教科(科目)を選択して申し込むことになります。
例えば、中学校を志願するか高等学校を志願するか決めかねている学生でも、志願区分を決めずに受験が可能です。
採用選考試験の一部を大学3年次に受験可能とすることで、4年次の負担が軽減され、受験しやすくなりますので、ぜひ受験をお待ちしております。

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次に、過去の試験問題の閲覧についてです。
直近5年分の試験問題については、埼玉県県政情報センターで、閲覧及び有料でコピーすることができます。
閲覧可能な試験問題の範囲は御覧のとおりですので、必要に応じて御活用ください。

 5 出願から合格までの流れ

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最後に、出願から合格までの流れについて説明します。

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試験要項については、3月中旬に公開しました。
出願期間は4月3日の10時からで、5月9日17時までとなっています。
出願は、埼玉県電子申請届出サービスで行うこととし、郵送や持参による出願は受け付けておりません。
大学3年生チャレンジ選考も、同じ出願期間・出願方法となっています。
出願期間を過ぎると、いかなる理由でも受け付けません。
受付終了間際は、アクセスが集中することにより、手続きを完了できない恐れがありますので、日程に余裕をもって出願してください。
出願の詳細は、県のホームページからご確認ください。
また、申請に不備があった方には、県から連絡しますので、「048-830」からの着信やメールに、必ず対応できるようにしてください。
皆さんからの申請について、埼玉県教育員会での確認が済んだ方には、6月中旬以降、埼玉県電子申請・届出サービス上で受験票を発行します。
受験票については、埼玉県電子申請・届出サービス上で、ダウンロードし、印刷してください。
1次試験と2次試験の流れについては、御覧のとおりですが、指定された携行品等を忘れないように御注意ください。
最終合格の発表は9月下旬を予定しています。

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ここまで、採用試験について、説明してきましたが、詳細については、各試験の試験要項を御覧いただくとともに、採用案内を参考にしてください。

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また、教員採用試験に関する最新の情報は、ホームページやXで情報を発信しますので、定期的に確認をお願いします。
是非、Xの登録をお願いします。

エンディング

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皆さんは、「こどもが好き」「教えることが好き」「将来の日本を背負って立つこどもたちを育てたい」など、熱い気持ちや期待をもって教員を目指されていることと思います。
教職への不安感等が入り混じり、将来の進路選択を悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
ただ、皆さんが、今後どのような仕事に就いても、辛いことや苦しいことは必ずあります。
学校は大変なこともありますが、日々成長するこどもたちとともに過ごせるからこそ楽しいこともたくさんあります。
もちろん埼玉県には、素敵な先生も周りにたくさんいます。
皆さんは、「埼玉県教職員MOTTO」を御存知でしょうか。
埼玉県教育委員会では、教職員としての使命、教職員のあるべき姿、やりがいや喜びを表現した、「未来を創る、こどもたち。未来を育てる、わたしたち。~未来への責任~」をキャッチフレーズとして定めています。
「先生」の仕事は、日々の授業に悩んだり、児童生徒の理解に苦慮したり、地域・保護者の方との協働など、多岐に渡っており、簡単なものではありません。
また、教員の意識、言動、行動の一つ一つがこどもたちの人生に大きな影響を与えるため、教員は、責任の大きい仕事と言えるかもしれません。
しかし、こどもたちの成長を間近で見られ、一緒に学び続けることができる、そして達成感や充実感を共有できることは、教職の醍醐味であり、やりがいや感動を多く味わえる職業であると思います。
これからの未来を創るこどもたちが、自分の可能性を存分に発揮し、そして社会で活躍ができるよう、その成長を支え、そして後押しすることが、「先生」の使命です。
教育の仕事とは、これからの未来を創っていくこどもたちを育てること。
それはまさに、「未来を育てること」です。
埼玉県の教員になった暁には、是非この使命と誇りを胸にこどもたちと接してほしいと思います。
たくさんのこどもたち、そして仲間たちがあなたを待っています。
皆さんの志願を心待ちにしています。
ありがとうございました。

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