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11月25日(月曜日)、先の大戦により、沖縄県や南方諸地域で戦没された本県関係者2万8千余柱をまつる沖縄「埼玉の塔」の前での追悼式に松澤正副議長が出席しました。
松澤副議長は、県議会を代表して、全ての戦没者の冥福を祈念する追悼の言葉を捧げました。
令和6年11月25日(月曜日)13時30分~14時30分
沖縄県糸満市摩文仁「埼玉の塔」前
本日ここに、御遺族の皆様の御参列のもと、沖縄「埼玉の塔」追悼式が執り行われるにあたり、県議会を代表し、戦没者の御霊に謹んで追悼の言葉を捧げます。
戦後79年が経ち、日本は世界に誇る豊かさと平和を享受する国家に成長いたしました。埼玉も、豊かな自然と多種多様な産業が共存する県として、今なお発展を続けております。
一方、世界に目を向けますと、ロシアによるウクライナ侵攻をはじめとした紛争が絶えず、多くの犠牲者が出ております。
また、北朝鮮は断続的に弾道ミサイルを発射し、国際社会の秩序を脅かし続けております。
県議会では、これらの行為に対し強く抗議するとともに、軍の即時撤収や、核兵器及び弾道ミサイル等の開発の即刻放棄等を強く求める内容を決議いたしました。
先の大戦では、本県2万8千余の方々が、我が身を顧かえりみず戦地に赴き、ここ沖縄の地で、あるいは故郷を遠く離れた南海の島々で、その尊い命を捧げられました。
生きて帰ることが叶わなかった方々の無念さに思いを馳せますと、万感胸に迫り、哀悼の念が尽きることはありません。
また、かけがえのない家族を失われた悲しみを抱えながら、幾多の試練に耐え抜いてこられた御遺族の皆様の御心情をお察しするに余りあることでございます。
私たちは、家族を守ろう、この地域、この国を守ろうと、身を挺した多くの方がいたからこそ、現在があることを忘れてはなりません。平和な日常を送れることに、日々感謝しなくてはなりません。
悲惨な戦争から学んだ教訓を風化させることなく、平和の尊さを後世に伝え、永久に守っていくことが、今を生きる私たちに課せられた重大な責務であります。
私も10月に行われました埼玉県戦没者追悼式に参列し、そして本日、沖縄戦終焉の地を訪れ、改めてその思いを強くしたところです。
戦没者の方々の祖国発展への想いを深く心に刻み、より豊かで、より活力のある埼玉県をつくり、平和な日常をこれからも続けられるよう、県議会として全力を尽くすことを、ここ摩文仁の丘においてお誓い申し上げます。
結びに、戦没された方々の御冥福をお祈り申し上げると共に、御遺族の皆様の御平安を心より祈念申し上げ、追悼の言葉と致します。
追悼の言葉を捧げる松澤副議長
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