トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和7年2月定例会 > 令和7年2月定例会 代表質問・一般質問 質疑質問・答弁全文 > 2月27日(木曜日) > 蒲生徳明(公明) > 令和7年2月定例会 代表質問 質疑質問・答弁全文(蒲生徳明議員)
ここから本文です。
Q 蒲生徳明 議員(公明)
近年、地球温暖化の影響で平均気温が上昇し、熱中症予防の観点から、県立学校体育館への空調設備の導入については、公明党議員団として私も含め安藤・深谷・萩原議員が一般質問で取り上げてきました。
国では、令和6年2月衆議院予算委員会で、公明党の高木前政調会長が災害時の避難先となる体育館への空調設備導入の重要性を訴え、当時の岸田首相が自治体による設置について予算措置も含め後押しをする旨の表明がありました。
その後、本県では、令和6年12月の補正予算で、国による財政上有利な緊急防災・減災事業債を活用し、防災拠点校の体育館への空調設備導入のための設計予算が前倒しで確保され、全ての防災拠点校となる体育館への空調設備の導入に着手のめどがついたことは大きく評価いたします。
しかし、最近、県立特別支援学校に通う生徒保護者から、体育館への空調設備について早期導入を求める悲痛な声が私の下に寄せられています。特別支援学校では多くの児童生徒が何らかの障害を抱え、暑さ寒さの影響で熱中症や低体温症などの体調不良を起こしやすい生徒が多く、他の学校の指導生徒よりも健康面のリスクが高い傾向にあります。
例えば、車椅子利用の児童生徒は汗をかいても体温を下げることが難しく、熱中症のリスクが高いと言われます。加えて、体育授業では体力向上や健康の保持・増進とともに、公正、協力、責任などの態度を育てる効果も期待されますが、厳しい暑さなどを理由に授業に参加できない体調に不調を来す生徒が出るのは望ましくないと考えます。
そこで、特別支援学校の児童生徒が安全で快適な環境で学び成長できるよう、県立特別支援学校体育館への空調設備導入について、防災拠点校以外の県立高校と併せて計画検討すべきと考えますが、教育長の見解を伺います。
A 日吉亨 教育長
議員お話しのとおり、特別支援学校では、児童生徒の障害の状態や心身の発達段階等を踏まえた気温や湿度への配慮が必要であると考えます。
一方、近年の夏場の暑さを考えると、避難所となる県立学校体育館へのエアコンの整備は重要であると認識しており、県では、防災拠点校の体育館へのエアコンの整備を進めているところです。
現在、県立学校の施設については、特別支援学校の過密状況の解消に向けた整備を計画的に実施しているほか、校舎の老朽化対策なども必要な状況でございます。
特別支援学校を含めた県立学校における空調設備の整備については、財源の見通しを含め、その手法について検討してまいります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください