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掲載日:2023年10月20日
Q 水村篤弘 議員(民主フォーラム)
今年11月23日に映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」が公開されます。2019年に前作が公開されたときも、すぐ映画館に観に行きました。
ちなみに作者の魔夜峰央さんは、映画の原作となる漫画を所沢市に住んでいた1980年代に書いています。劇中のせりふである「埼玉県人にはそこら辺の草でも食わせておけ」には、私は当初非常に憤りを感じましたが、逆手にとったグルメも誕生して、埼玉県民のたくましさを感じました。
県も、民間も、映画を活用した様々なPRに取り組んでおり、7月には行田市で世界最大級の田んぼアートが作られました。今回も「翔んで埼玉」第2章の公開を契機に、埼玉県の魅力向上や移住促進、観光客の誘致、経済活性化につなげていくべきだと考えます。
以上を踏まえて質問は、一点目、県は、前作の評価と埼玉県に与えた魅力向上や経済効果などの影響をどのように把握しているのでしょうか。
二点目、本作をどのように活用して、埼玉県をPRしていくのでしょうか。
三点目、映画のタイトルにも入っている琵琶湖のある滋賀県とのコラボもおもしろいと思いますが、御見解をお伺いいたします。
A 島田繁 県民生活部長
平成31年2月に公開された「翔んで埼玉」は、東京都民に虐げられた埼玉県人が自由を求めて戦うストーリーと、本県を面白おかしくディスりつつも、郷土愛に溢れた内容が大きな反響を呼び、観客動員数291万人、37億円を超える興行収入を記録した大ヒット作品となりました。
興行収入の都道府県別シェアでは、本県が24パーセントと第1位を記録しましたが、逆の視点で見れば7割以上は県外の方に御覧いただいたものと考えています。
前作の公開に際しては、当初は本県を貶める内容ではないかとの懸念もあったと聞いておりますが、映画のタイトルに始まり、本編において一貫して「埼玉」を取り上げていただいたことで、全国の皆さんの本県への関心が高まりました。
また、県内の多くの企業も映画とタイアップし、映画に登場した「十万石まんじゅう」のコラボ商品が販売されたり、西武鉄道、埼玉高速鉄道、浦和レッズなどもコラボ企画を実施するなど、県内企業も盛り上がりを見せたと認識しております。
前作の経済波及効果を調査した資料などはございませんが、ディスられはしたものの、間違いなく、本県の魅力向上や経済活性化に大きく貢献していただいた、非常にありがたい作品であったと考えております。
次に、今作をどのように活用して埼玉県をPRしていくのかについてでございます。
今作でも本県がどこまでディスられるか心配しておりますが、前作同様、県としても埼玉県を全国にPRする絶好の機会としてとらえ、公開日に向け様々なコラボ事業の実施を検討しております。
具体的には、映画に登場した県内の観光地やグルメなどを紹介する動画を作成し、映画館やデジタルサイネージなどで放映し、本県への誘客を図ることを予定しております。
また、「翔んで埼玉」の高い注目度を、県の事業の広報、周知にも活用してまいります。公開間近となる11月14日、県民の日の県庁オープンデーにおいても、今作の『翔んで埼玉』にちなんだコラボ企画を準備しております。
さらに、新たな魅力発信のツールとしてバーチャル空間を活用した「バーチャル埼玉」をオープンする予定であり、この「バーチャル埼玉」にも「翔んで埼玉」のコンテンツを用意し、全国に発信してまいります。
次に、滋賀県とのコラボについてです。滋賀県と本県は日本を代表する大都市に隣接し、両県とも海がないなどの共通点がございます。
また、「三方よし」で知られる近江商人は、江戸時代から行商で埼玉にも訪れており、その一部は埼玉県内で醸造業や薬業などを営み発展したといわれ、古くから経済、文化面での縁がございます。
そんな滋賀県が今作の主な舞台となっており、本県同様、ディスられると思われます。これまでの両県の縁を活かし、連携して魅力発信の機会に変えたいと考えております。
前作に引き続き、「翔んで埼玉」を絶好のチャンスと捉え、映画と連携した様々な事業に取り組み、埼玉県の魅力向上、経済活性化につなげてまいります。
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