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掲載日:2022年10月19日
Q 金野桃子 議員(県民)
南部保健所は川口市にあり、川口市、戸田市、蕨市の3市を所管していましたが、平成30年に川口市が中核市として新たに保健所を創設して以来、川口市の事務がごく一部残っているものの、基本的には戸田市と蕨市の2市を所管しています。その中で、地元に保健所をという声が年々高まってきています。
県内において、保健所が所管する自治体のいずれにもない例はあるのか、そして将来的に南部保健所を所管する戸田市、蕨市内に移転する考えはないのか、保健医療部長にお伺いいたします。
A 山崎達也 保健医療部長
まず、県内において、保健所が所管する自治体のいずれにもない例はあるかについてでございます。
保健所は地域保健法に基づき、二次保健医療圏と概ね一致した区域に設置することとされており、川口市、戸田市、蕨市の南部保健医療圏には、南部保健所が設置されております。
南部保健所は川口市に所在しておりますが、精神保健福祉法に基づく措置入院や麻薬取締法に基づく免許申請等の業務を除き、川口市に係る業務の大半は隣接する川口市保健所が担っています。
県内には、南部保健所以外にこのような状況の保健所はございません。
次に、将来的に南部保健所を、所管する戸田市・蕨市内に移転する考えはないかについてでございます。
新たに庁舎を建設する場合、用地の取得や建物の建設に多額の費用を要することになります。
平成7年に建築した現在の南部保健所の建物は、築後27年が経過しておりますが、当面の利用に支障はございません。
こうしたことから、南部保健所を直ちに戸田市内や蕨市内に移転することは困難であると考えますが、今後、保健所を取り巻く情勢の変化があった際には、改めて設置場所について検証してまいります。
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