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掲載日:2022年7月12日
Q 浅井 明 議員(自民)
米粉を生産するには、主食用米のように生産者、精米業者、流通業者、小売業者が様々に入り組んでしまった状態ではなく、作付生産、製粉、製品加工、流通販売が一体となったプラント化した状態が望ましいとされています。水耕栽培、キノコ栽培等で成功例が多くあり、安定的な運営管理がなされています。
一子相伝的な農家経営は難しい時代で、補助金政策だけでは後継者も育ちません。離農がますます増えている状況であります。今までの家を中心とした経営方針では、もはや農業経営は困難だと思います。
県としても加工、流通、販売と連携して米粉生産を行うべきではないかと思いますが、農林部長のお考えを伺います。
A 小畑幹 農林部長
議員お話しのように、米粉の生産を通じてコメ農家の経営安定を図る上では、加工・流通販売と連携することが重要と認識しています。
県では、県産の加工用米の生産拡大を図るため、生産者団体と協力して、県内のコメ農家と米粉製造業者とのマッチングを図ってきました。
先ほど御紹介しました米粉製造業者は、保管コストがかからない輸入米も利用していますが、輸入米から県産米への切り替えたいとの要望があったところです。
このため、県では、県産米を貯蔵するための原料サイロや加工用機械の導入などの支援を行っています。
これにより、輸入米から県産米への置き換えが進み、米粉製造業者と契約した県内コメ農家では、新たに年間約300トン、面積にして約60ヘクタール分を安定的に買い取ってもらえる環境が整ったところです。
こうした取組を通じて、今後とも加工・流通販売と一体となった米粉の生産を支援してまいります。
再Q 浅井 明 議員(自民)
輸入米から県産米にという大変いい答弁がありました。この件について、もう少し具体的に取り組んでいる例を挙げていただけると大変農家の方、更にやる気がでると思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。
再A 小畑幹 農林部長
先ほど、県内の米粉製造業者の方で、輸入米を使っているというような答弁をさせていただきました。
輸入米につきましては、必要な量を必要なときに、配達されることで、業者とすると、そちらの方が非常にコストがかかりません。
輸入米を中心に使用がされておりましたが、県産米をと、地元の企業でございますので、ぜひとも使っていただきたいと働きかけを行いまして使っていただけるような形になっております。
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