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掲載日:2022年7月12日
Q 浅井 明 議員(自民)
LGBTQの概念は定まったものではなく、多くの研究者たちからも固定化された概念で、法制化されることに対し様々な意見があります。また、今の概念でLGBTQを教育の現場で取り上げることに懸念を抱いている人たちもいます。
教育現場における児童生徒の理解促進をどう進めていくのか、教育長にお伺いいたします。
A 高田直芳 教育長
児童生徒が、性的指向や性自認は多様であり、一人ひとりの性の在り方は大切でそれぞれが尊重されるものであることを正しく理解することは、大変重要と考えます。
そのため、県では、こうした性の多様性について、小学校5年生から高校3年生までの児童生徒を対象として、それぞれの段階に応じて適切に理解できるよう、令和3年度にリーフレットを作成いたしました。
小学生向けには、LGBTQという言葉を学ぶというよりも、自分も含めて人それぞれにその人らしさがあり、それをお互いに大切にしあうこと、それぞれの性の在り方も多様であり、尊重すべきものであることが学べるようにしております。
中学生及び高校生向けには、性の在り方はすべての人に関わるものという視点から、LGBTQについて理解し、お互いの性の在り方を尊重することを学べるようにしております。
こうしたリーフレットの活用に際しては、教員が適切に指導できるよう、「性の在り方を決めつけたり、他の人に勝手に話すことは人権侵害にあたる」ことなど指導上の留意点を明記した教員用資料も作成しております。
県といたしましては、こうした資料を活用しながら、性の多様性に関する児童生徒の理解の促進に努めてまいります。
再Q 浅井 明 議員
教育長は現場で活躍されていたと聞いておりますので、学校の先生方が第一線で取り組むことの気持ちがよくお分かりの方だと思います。そこで、教員の方に対して実態把握のためのアンケート等をとり、課題の取組の考えがあるかどうかをお尋ねします。教員の方に対する意識のアンケート。
再A 高田直芳 教育長
午前中の本会議におきまして、LGBTQに関する条例も提案されているところでございます。
条例が可決、施行された場合には学校においても果たすべき責務が規定されているところでございますので、今後、より児童生徒の理解を促進するためには教職員がしっかりと理解した上で指導することが大切だと考えておりますので、議員の御提案も踏まえてしっかり対応してまいります。
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