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掲載日:2022年10月12日
Q 立石泰広 議員(自民)
埼玉県の警察官1人当たりの人口負担は636人と、47都道府県の中でワースト1位となっております。その中でも、川口市は人口増加が著しい上、外国人登録者数が県内1位であります。川口署と武南署の2署で60万人、1署当たり30万人の安全を守っていただいております。お隣のさいたま市は7署で131万人、1署当たり18.7万人の安全を7つの警察署で守っています。1署当たりの人口負担が大きいため、その分、多くの警察官を配置していただいておりますが、川口署、武南署ともとても狭あいで、署員の業務環境の問題や利用者の不便さが指摘されております。
川口市は人口60万人を超え、特に川口市北東地域に目を向けますと、安行藤八特定土地区画整理事業区内の都市計画道路、浦和東京線(けやき通り)が平成29年7月に開通したことで交通アクセスが飛躍的に改善されるとともに、生活利便性が向上し、住宅建設が進み、市街化が促進されるなど、様々な要因で当該地域の人口は増加している状況にあります。
一方で、懸念されるのは治安の悪化であります。川口市内の犯罪認知件数を見ると、平成16年をピークに減少し続けているものの、県内で比較した場合、異常に高い水準で推移し、川口市はさいたま市に次いで犯罪件数が多いのが現状であります。
こうした中、人口60万人の治安維持を堅持するためには、川口・武南、両警察署に次ぐ第3の警察署、川口市北東部への新たな警察署の設置をでき得る限り迅速な判断とスピード感を持って、具体的に進めていただくことが肝要であると考えます。
そこで、警察本部長にお伺いします。以前、川口市北東部への新たな警察署の設置の必要性は高いものと認識している。また、川口市から新警察署用地の情報提供を受け、調査を進めているとの答弁をされております。川口市民からも大きな期待があり、大変注目されております。川口市の奥ノ木市長からは、情報提供した土地で決定していただければ、早速周辺整備に入りたいので、是非ともよろしくとも言われております。川口市北東部における新たな警察署の設置について、いよいよ方針を決定していただけないでしょうか、見解をお伺いします。
A 高木紳一郎 警察本部長
議員ご指摘のとおり、川口市北東部においては、新設道路の開通等により、交通網の発展や生活利便性が向上し、都市化が進んでおります。加えて、市内の2警察署の業務負担は高く、狭あい化が進んでおり、警察署新設の必要性は高いものと認識しております。
川口市より警察署用地として情報提供があった土地については、県警察として調査した結果、高さ制限の緩和等の条件付きではありますが、位置、広さ、地盤等に関して現時点で問題がないと考えております。引き続き、川口市等と協議を継続してまいりますが、協議全体は前向きに進んでいるものと認識しております。
可能な限り川口市等との協議を加速させ、諸課題を解決しつつ、警察署新設の条件が整った段階で方針決定ができるよう、関係部局と協議を進めてまいります。
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