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掲載日:2022年10月12日

令和元年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(立石泰広議員)

屋内50メートルプールの整備について

Q   立石泰広  議員(自民

本県は、オリンピックをはじめとする多くの水泳競技大会において多数のメダリストを輩出してきた水泳王国であります。昭和42年と平成16年に本県で開催された国民体育大会でも、川口市のプールが競技会場となるなど、川口市は水泳に対する熱意が非常に高いまちであります。学校の水泳部の数を調査してみますと、高校では上尾市に2校、川口市に3校と差はありませんが、公立中学校では上尾市が2校に対して川口市は16校と、さいたま市の7校と比較しても圧倒的に多く、裾野が広いことが分かりました。天候に左右されず、競技に集中できる屋内50メートルプールの建設は、川口市の悲願でもあります。水泳王国の本県にとっても、国内の主要大会が開催できる規模の屋内プール施設の整備は、早急に取り組むべき事案であると考えます。
建設候補地の一つである川口市の神根運動場は、電車であればJR武蔵野線東浦和駅から徒歩圏内、車でも首都高速道路や東京外環自動車道のインターから近距離にあり、交通利便性が非常に高くなっています。周辺の交通渋滞も少なく、非常に便利な立地条件であります。また、川口市からは埼玉県の施設が誘致されるのであれば、屋内プール施設配置を前提とした周辺の土地利活用の計画を考えていくと聞き及んでいます。
そこで、県民生活部長にお伺いします。昨年度、スポーツ医・科学拠点施設、屋内水泳場整備基本計画策定支援・事業手法検討等業務委託を実施し、屋内50メートルプールの施設規模や立地検討、整備手法の検討を行っていますが、その結果はどのようになったのか。また、建設地はいつ、どのように決定するのかお伺いします。

A   矢嶋行雄   県民生活部長

まず、1点目の「屋内50メートルプールの施設規模や立地検討、整備手法の検討結果」についてでございます。
県では平成30年度に50メートルプール整備の基本計画策定に必要な様々な課題を整理するための業務委託を行いました。
業務委託では、施設規模につきまして、国内主要大会を開催するためには、50メートルプールやウォーミングアッププールのほか、選手の控え室や報道関係者用の部屋など様々なスペースが必要との報告を受けました。
次に、立地につきましては、活用可能な県有地の調査結果や議会からいただいた御質問を踏まえ、川口市の神根運動場と上尾運動公園を調査対象といたしました。
両候補地について県内各地からのアクセスや、土地や周辺道路の状況、スポーツ施設の集積状況、都市計画上の制約などの現状について調査を行いました。
特にアクセス面では、川口は東京外環自動車道のインターチェンジから近く交通の便が良い、上尾は県の中央に位置し県内全域からのアクセスが良いといった特徴がありました。
最後に、整備手法につきましては、民間のノウハウや資金を活用することで魅力ある施設を整備し維持管理費を抑えられる、PFI手法について調査を実施いたしました。
他県では、民間提案により、大会が開催されていない時に空いているスペースを体操教室に活用したり、早朝や夜間の営業時間に工夫をしたりすることで、多世代の利用者を呼び込んでいる事例がございました。
これらの検討を踏まえまして、現在基本計画の策定に向け鋭意進めております。
次に、2点目の「屋内50メートルプールの建設地はいつ、どのように決めるのか」でございます。
建設地の選定に当たりましては、整備にかかる経費、収益性の確保、周辺のスポーツ施設などとの連携の可能性や周辺の将来の街づくりなどの課題を総合的に勘案して判断していく必要がございます。
屋内50メートルプールは、これからの埼玉スポーツ振興の拠点になる施設であり、大きなプロジェクトでございます。
そのため、県議会やスポーツ関係団体をはじめ様々な方々の御意見も伺いながら、できる限り速やかに建設地を決定していきたいと考えております。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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