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掲載日:2023年5月2日
Q 新井 豪議員(自民)
この西関東連絡道路は、埼玉県の関越自動車道と山梨県を結び、北関東と山梨、長野、東海地方の人や物の交流を促進し、経済や観光の活性化を目指すべく、整備が進んでいます。秩父地域の住民も、その全線整備を切望する総延長110キロに及ぶ地域高規格道路であり、一般質問にて毎回話題にさせていただいております。
今年3月20日には、この道路整備事業の一部である皆野秩父バイパスの第二期整備区間が開通し、秩父市街地における国道の渋滞緩和や観光地へのアクセスが向上したところでございます。実際に、このバイパスを利用して秩父地域に入る観光客、又は通勤や輸送に利用する地元の方も増えてまいりました。当然、このバイパスを利用するために各インターチェンジ付近の交通量が増加しているわけでございますが、このバイパスへ接続する道路について整備が必要な箇所が幾つか見受けられます。
例えば、秩父蒔田インターチェンジが接続している県道吉田久長秩父線においては、インターチェンジから北へわずか1.4キロメートルの地点で普通自動車のすれ違いさえ困難な狭隘な箇所が続き、毎年接触事故が絶えない道路となっております。そこへバイパスのインターチェンジが昨年開通したことから、地元住民の懸念がますます大きくなっております。
西関東連絡道路が整備されるにつれ、交通量が増えていくと思われるこれらのバイパスの接続道路の今後の整備の方針について、県土整備部長にお伺いいたします。
また一方で、平成30年度からこの西関東連絡道路の一部となる大滝トンネルの事業化が決定されたことは、このトンネルが開削されるということとともに、西関東連絡道路の整備が継続されるという事実が秩父地域にとって大きなニュースとなりました。この大滝トンネルの総事業費は99億円、事業期間は平成30年度からおよそ10年間と伺っております。
そこで、大滝トンネルの現在の進捗状況と今後の見通しについて県土整備部長にお伺いいたします。
A 西成秀幸 県土整備部長
まず、西関東連絡道路への接続道路の今後の整備方針についてでございます。
埼玉県と山梨県を結ぶ地域高規格道路である西関東連絡道路の国道140号皆野秩父バイパスが、平成30年3月に全線開通いたしました。
このバイパスの整備に際しては、バイパスへのアクセス道路となる県道秩父児玉線などにおいて、インターチェンジ周辺の整備も併せて行ってまいりました。
一方、バイパスから離れた箇所では、未改良区間が残っている道路もあり、安全で円滑な交通を確保する為には、これらの未改良区間の拡幅整備が必要であると認識しております。
未改良区間の整備につきましては、現在整備を実施している箇所の進捗状況、周辺地域の交通や土地利用の状況によるニーズの変化などを踏まえながら、効果的な箇所から順次整備を進めてまいります。
次に、大滝トンネルの現在の進捗状況と今後の見通しについてでございます。
国道140号大滝トンネルは、急カーブが連続し落石などが発生している急峻な地形である約7キロメートルの区間をショートカットする約2キロメートルのトンネルです。
このトンネルについては、平成30年度に新規事業化したことから平成30年5月に道路計画の概要に関する地元説明会を開催しており、引き続き、測量やトンネルの詳細設計などを進めてまいります。
今後とも、地元の皆様の御協力をいただきながら、早期着工に向けて取り組んでまいります。
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