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掲載日:2022年8月18日
Q 内沼博史議員(自民)
私の地元飯能市には、自然を楽しめるスポットや観光振興の核となる地域素材が多数存在しています。その代表格が飯能河原を中心とした入間川です。都心からわずか1時間程度で訪れることのできる飯能河原周辺は、夏の季節を中心に多くの家族連れでにぎわっています。
また、飯能河原では本年7月、民間事業者によるバーベキュー場としての利用を試験的に実施したり、県の水辺再生プランにより整備を行ったウッドデッキでは、ビアガーデンや様々なイベントなども開催され、多くの方々に利用をしていただき、飯能河原の更なる魅力アップにもつながっています。また、入間川上流の名栗地域までには多くのバーベキュー場があり、大いににぎわっております。
このような観光振興の核である飯能河原周辺において、昨年8月に集中豪雨で急に水位が上昇し、中学生2人が岩場に取り残され、救助される事態が発生しました。河川は、利用者が自由に使用できることを原則としていますが、利用者本人が最大限の注意を払い、安全に利用することが第一と考えます。
一方で、河川管理者である県としても、利用者への注意喚起や周辺の気象情報の発信など、安全対策としてできることがあるのではないかと考えますが、県土整備部長にお伺いいたします。
A 浅井義明 県土整備部長
この10年間で、いわゆるゲリラ豪雨の発生回数が1.8倍に増加するなど、県内河川でも急激な水位上昇の頻度が高まる傾向にあります。
昨年8月には、飯能河原付近にある水位観測所で、1時間に63センチメートルという急激な水位の上昇により事故が発生しました。
河川を利用するにあたっては、利用者自身で安全を確保していただくことが原則ですが、県としても想定を超える危険に対して注意喚起などの措置が必要であると考えております。
そこで、平成28年度に河川を利用される方々の自主的な避難行動を促すため、「安心リバースペース事業」を立ち上げました。
まずは、飯能河原ほか2箇所で大雨注意報などの情報を電光掲示板や回転灯、スピーカーで利用者にお知らせするための警報装置などを整備することとしております。
現在、調査設計を進めており、平成29年5月末までに整備を完了し、運用を開始する予定でございます。
今後も、入間川などの水辺空間が安心して利用していただけるよう取り組んでまいります。
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